日本と世界をつなぐ国際交流イベント
2025年6月2日から3日まで、大阪市で開催された「アジア青年経済団体交流事業~世界とつながる二日間~」には、地域経済の未来を見据えた重要な国際交流が行われました。このイベントは、日本商工会議所青年部(通称、日本YEG)が主催し、アジアを中心に22の国・地域から約70名の若手経営者が参加しました。
交流の初日:ビジネス協力の可能性を探る
参加者は、初日に集まり、各国の団体から最新のビジネス環境や経済状況についてのプレゼンテーションを聴きました。アジア商工会議所連合会青年部(YEGAP)会長の青木大海氏は、講演の中で「アジアにおいて日本が果たすべき役割」について語り、日本と他国の相互発展の重要性を強調しました。多くの青年部メンバーが、他国の強みや特徴を学ぶ貴重な機会となりました。
文化交流の夜:日本の祭りを体験
交流会では、「日本の祭り」をテーマにした楽しいイベントが行われ、参加者は浴衣を試着し、盆踊りを楽しみました。このような文化体験を通じて、言語の壁を越えた交流が生まれ、国際的な友好関係が育まれました。
万博視察:伝統文化に触れる
2日目には、大阪・関西万博を訪れました。参加者は、日本の伝統文化をテーマにした能・狂言の公演を鑑賞し、日本の精神文化に触れる貴重な体験をしました。また、著名建築家やアニメ監督と共に、万博のパビリオンを見学する特別なツアーにも参加し、最新の技術や未来社会へのビジョンについて討論しました。
次世代リーダーの国際ビジネス支援
日本YEGは、今後も国際交流を通じて地域と世界を繋ぐ活動を進めていく方針です。「ALL THE GLOCALS ~築こう、地域と世界の架け橋を~」というスローガンのもと、アジアの青年経済団体との連携や、青年部メンバーへの国際ビジネス研修をさらに拡充していく計画です。
日本YEGのプロフィール
日本YEGは、若手経営者や後継者の成長を促すために設立された団体で、昭和58年から活動を続けています。全国に417の青年部があり、約32,000名の会員が所属し、地域経済の発展に寄与する活動を展開しています。
このような国際的な交流イベントは、地域の経済発展を後押しし、未来のビジネスリーダーを育成するための重要な一環となっています。日本YEGは、若手経営者の能力向上や交流を通じて、豊かな地域社会の実現を目指していきます。