共同発電プロジェクト
2024-10-17 23:04:34

大阪ガスとエネグローバルが手を組む太陽光発電プロジェクトの全貌

大阪ガスとエネグローバルの新たな太陽光発電プロジェクト



大阪ガスとエネグローバルが手を組んで、14ヵ所にわたるFIP太陽光発電所の開発に乗り出しました。このプロジェクトは、両社がそれぞれの強みを生かした共同事業であり、再生可能エネルギーの普及を目指しています。

本発電所は、エネグローバルの豊富な経験と、大阪ガスの再生可能エネルギー事業におけるノウハウを活用することで運営されます。具体的には、エネグローバルホールディングスの持株会社が両社で50%ずつ出資する形で進められます。この取り組みによって、今後のエネルギー供給において重要な役割を果たすことが期待されています。

発電電力の買い取り契約



大阪ガスは、この発電所で生み出される再生可能エネルギーの電力を、長期的な契約によって固定価格で買い取ります。その電力は、Daigasエナジーを通じて、教育機関や化学会社などに供給される予定です。このように、戦略的な電力供給の計画が進められており、発電所の収益性と安定性が確保されるのが大きな特徴です。

大阪ガスの長期固定価格での電力買い取り契約は、資金調達においても重要な役割を果たします。この契約により一定の収益を確保することで、本発電所ではノンリコース融資契約を通じたプロジェクトファイナンスが活用される見込みです。

カーボンニュートラルを目指して



Daigasグループは2050年までにカーボンニュートラルの達成を掲げており、その一環として2030年度までには国内外で500万kWの再生可能エネルギー電源を普及させる目標を設定しています。このプロジェクトを通じて、約319万kWの普及が想定されています。

エネグローバルの開発戦略



エネグローバルは、太陽光発電所の企画から設計、施工、保守管理に至るまでの一貫した開発手法を採用しており、効率的なプロジェクトの実施を目指しています。2030年度末までには、総容量100万kWの太陽光発電所の開発を目標にしており、東京電力管内以外への事業拡大も視野に入れています。

今回のプロジェクトは、大阪ガスとエネグローバルにとって重要な第一歩であり、今後も再生可能エネルギーの普及を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。両社は、この共同開発を継続的に進め、脱炭素社会の実現に向けた貢献を続けていくことでしょう。

FIT制度とFIP制度の違い



本プロジェクトはFIP制度に基づいており、ここでは発電事業者が売電収益を得る別途のプレミアムが国から支給される仕組みです。これに対してFIT制度とは、発電した電力を固定価格で買い取る制度です。適用の違いを理解することで、今後の再生可能エネルギーの市場がどのように進化していくのか、より深い洞察が得られるでしょう。

今後、双方の協力がどのような成果を生んでいくのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
Daigasグループ
住所
大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号
電話番号

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