Flare、ASEAN企業との協業を通じて海外展開を推進
株式会社Flare(フレア)は、代表取締役の神谷和輝氏が率いるモビリティ関連事業の会社です。この度、Flareは日本のスタートアップがASEAN企業との協力を通じて海外展開を進める事業において、支援対象企業として選定されました。このプログラムは、株式会社リバネスが日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)からの委託を受けて推進しています。
選定されたのは、2024年の6月から7月までの期間中に実施された厳正な審査を経て、51社の企業の中から選ばれた17社です。この事業の狙いは、ASEAN地域における社会的な課題の解決と新たなビジネスの創出を目指すスタートアップの支援です。支援対象となった企業は、2024年8月から2025年2月の間にASEAN各国の主要な機関と連携し、現地の課題に応じたビジネス展開を図る予定です。
Flareの取り組み
Flareは自社で開発した「Flare Analytics」を用い、具体的にはタイにおいて交通事故の課題解決に向けた実証プロジェクトを進める予定です。「Flare Analytics」はデバイスフリーでスマートフォンとAIを活用して運転動態データを取得し、分析することができるクラウドプラットフォームです。これにより、Flareは登録ドライバー30,000人から得たデータを活用し、様々な運転動態を評価しながら、それに応じたソリューションを企業や保険業界に提供します。
この新たな展開により、Flareは国内外の市場での競争力を高め、ASEAN地域でのビジネスチャンスを広げることを目指しています。具体的には、フリートマネージメントやテレマティクス保険といった自動車業界向けの利活用に加え、広範なニーズに応じたサービス展開を予定しています。
Flare Analyticsの仕組み
Flare Analyticsの特長は、デバイスに依存せず、直接運転データをスマートフォンを通じて収集・分析可能な点です。専用SDKを実装したアプリケーションからのデータ取得が可能で、30,000人の運転データを利用して訓練されたAIが様々な運転行動を高精度に認識します。この技術により、Flareは運転行動に基づいたさまざまな指標を提供することができ、業界に的確なデータドリブンな意思決定を促進するソリューションを提供します。
Flareは、今後もASEAN市場への適応を進めつつ、日本のスタートアップが直面する国際的な課題への対応策を模索していく見込みです。イノベーションを通じて、社会課題の解決に貢献しつつ、持続可能なビジネスの構築を目指すFlareの今後に注目が集まります。
お問い合わせ
Flareに関する詳細情報は、公式Webサイト(https://flare.rune)やメール(
[email protected])からお問い合わせいただけます。