今治市、合併20周年を祝う新たなデザインマンホール
愛媛県今治市が、合併から20周年を迎えるにあたり、新しいデザインのマンホールを制作しました。この取り組みは市内外に「ふるさと今治」の魅力を発信し、地域の下水道の重要な役割を再認識してもらうことを目的としています。さらに、この記念すべきイベントには、市内中心部に新設されたデザインマンホールの披露が含まれています。
新たなデザインマンホールの見どころ
新しいデザインマンホールは、今治市公会堂前、今治商店街入口、みなと交流センター「はーばりー」など、主要な歩行者専用道路にそれぞれ設置されます。これにより、訪れた人々が足元で今治の魅力を感じることができます。展示が行われるのは2023年10月13日(日)の予定で、場所は「どんどび芝っち広場」となっています。詳細は今治市の公式ホームページで随時更新される予定です。
多様性を誇る今治市のデザインマンホール
今治市は、地域の特色を反映したデザインマンホールを多数制作しており、現在その数は約20種類に達します。これらは、地域ごとの文化や特産品を象徴しており、訪れる人々にとっての見どころとなっています。マンホールには、地域に生息する特産物や歴史を感じさせるデザインが施され、ただのインフラではなく、地域のアイコンとなっています。
特に、旧関前村のマンホールには、特産のみかんや鯛、準絶滅危惧種の「クロツバメシジミ」が描かれており、地元住民による保護活動が続けられています。また、旧宮窪町のマンホールは、日本最大の海賊と名高い「能島村上海賊」をテーマにしたデザインになっており、歴史を色濃く感じることができます。
マンホールカードで地域の魅力を持ち帰る
また今治市では、デザインマンホールに基づいた「マンホールカード」の配布も行われています。これらのカードは旅の思い出として人気で、特に「瀬戸内しまなみ海道」や「市の花ツツジ」などが取り上げられ、観光客に大変評価されています。
マンホールカードは「Tourist Information Center IMABARI イオンモール今治新都市インフォメーションセンター」で配布され、地域の魅力を手元に留めて帰ることができる素敵なアイテムとなっています。
地域の下水道の重要性を再確認
今治市は、合併20周年を記念しつつ、下水道の価値を広める活動にも力を入れています。この取り組みを通じて、市民や観光客に下水道が地域社会に与える影響をより理解してもらいたい考えがあります。下水道は、日常生活に欠かせないインフラであり、その重要性をわかりやすく伝えることが目指されています。
今治市の多彩なデザインマンホールが、新たな観光資源として機能することが期待されており、地域の歴史や文化をより深く感じる手助けとなります。一度足を運び、ぜひ自分の目でその魅力を確かめてください。