豊中市が新たな「子育て未来創造プラットフォーム」を立ち上げ
大阪府豊中市が「子育てしやすさNO.1」の実現を目指し、新たに立ち上げたのが「子育て未来創造プラットフォーム(略称:とよプラ)」です。このプラットフォームは、保護者と企業のニーズを結びつける官民連携の取り組みとして、NPO法人コミュニティリンクが運営します。今回は、その詳細とパートナー企業の募集についてご紹介します。
パートナー企業の募集開始
豊中市は2023年10月より共創パートナー企業の募集を本格的に開始し、エントリー費用は無料です。参画することで、以下の3つのメリットが得られます。
1. インサイトデータの提供
参加企業には、特定のテーマに関する深層心理調査データを提供します。例えば、利用者が「なぜ忙しいのに、便利なサービスを利用しないのか?」というメッセージの背後にある心理的ブレーキを明らかにする資料を提供します。これにより、自社のサービスをどのようにアプローチすれば効果的かを見出しやすくなります。
2. 参加枠組みの柔軟性
参加企業は、情報収集や交流を重視する「コミュニティ枠」と、事業化支援を求める「伴走支援枠」の2つの参加枠から選択できます。それぞれのニーズに合わせて関わることができるため、自社にあった形での貢献が可能です。
3. 行政公認のバックアップ
豊中市との連携事業であるため、企業の信頼性が向上し、広報活動においての認知度も増します。行政のサポートを受けながら、地域貢献がしやすくなります。
参加企業に求めるもの
求めるパートナー企業は、単なるスポンサーではなく、豊中市の子育て環境を共に改善していきたいという熱意を持つ法人・団体です。スタートアップから大手企業まで、既存サービスを持つ企業だけでなく新たな提案をする企業も歓迎します。
特に重視されるのは以下のようなサービスです:
- - 忙しい暮らしを支える食事や交通の便利な提供
- - 役割分担をサポートするツールやサービス
- - 孤独感を軽減するコミュニティや施設
参加方法と募集スケジュール
参加受付は通年で行われており、公式ウェブサイトからエントリーフォームにアクセスして応募が可能です。また、早期応募の企業には優先的にデータ提供やインタビューが行われる予定です。
調査結果から見えた課題
豊中市内で行われた最近のアンケート調査によると、家事・育児サービスの利用を「積極的にしたい」と答えた層は64%にのぼりますが、実際にはわずか7%の家庭しか利用していないという結果も出ています。このギャップは、潜在的ニーズが満たされていないことを示しています。
調査からは、利用を躊躇う理由として、「心の余裕がない」ことや「サービス選びが面倒」だとの結果が得られ、企業はこの心理的ハードルを乗り越える必要があることがわかりました。
プラットフォームの意義
このような課題を解決するためには、行政と民間が協力することが欠かせません。「とよプラ」は、その架け橋として機能し、保護者が「これなら利用しても大丈夫だ」という安心感を得られるような環境作りを目指しています。
事務局の想い
事務局の中西代表理事は、「子育ては親だけの責任ではなく、地域全体で支えるべきもの」と強調し、安心してサービスを利用できる社会を実現したいと語ります。豊中から、新しい子育ての常識を築くことを目指し、企業との協働を進めていきます。
子育てしやすい環境を作るための「とよプラ」に、ぜひ多くの企業との出会いを期待しています。