自然電力、初の風力発電事業が始動!
自然電力株式会社が新たに北九州市若松区響灘地区にて、風力発電事業を展開することになりました。この計画は、同地区を風力発電の実証・研究ゾーンとして指定し、国内外の風力発電関連企業との連携を図ることを目指しています。
プロジェクトの目的と背景
本プロジェクトの重要な目的は、海外風車メーカーの日本市場への本格進出を促進する橋渡しとなることです。これにより、日本国内での風力発電の普及が期待されています。特に、福岡県北九州市は、風力発電に適した地理条件と支援体制が整っていることから、プロジェクトには非常に有利な立地条件が揃っています。
計画内容
計画では、海外メーカー製の大型風車(2.5メガワットを想定)を1基設置し、日本の気象条件における運用の実証を行うことが予定されています。具体的には以下のような内容が含まれます。
- - 研究・開発の推進:日本市場に特化した風車の設計とメンテナンス技術の向上を目的とした研究を行います。
- - ショールームの活用:設置する風車をショールーム化し、風力発電のメリットを広く国内に普及させる活動を行います。
- - 物流拠点の設置:風車及び関連部品を保管する倉庫を設け、物流の効率化を図ります。
- - 製造拠点の設定:風車の組み立てを行う製造拠点も設置し、より地域経済への貢献を目指します。
スケジュール
このプロジェクトの運用開始は、次のようにスケジュールされています。
- - 大型風車:2014年11月から運用を開始予定。
- - 物流拠点:2015年以降に稼働。
- - 製造拠点:2016年以降に整備。
自然電力のこれまでの実績
自然電力株式会社は、2011年6月に創業以来、太陽光発電事業に邁進してきました。これまでに九州や関西、関東地域で約150メガワットの開発実績を持ち、共同開発も含めると250メガワットに達しています。太陽光発電所も2カ所設置し、合計2メガワットの完工があります。
今回の風力発電事業は自然電力にとって初の試みであり、地域の風力発電市場を開拓する重要なステップとなります。貴重な再生可能エネルギー開発の機会を通じて、日本の環境意識の向上にも貢献することが期待されます。
自然電力株式会社について
- - 本社所在地:東京都文京区西片1-15-15 春日ビジネスセンタービル7F
- - 代表取締役社長:磯野謙
- - 電話番号:03-3868-0344
- - ウェブサイト:www.shizenenergy.net
- - 事業内容:太陽光・風力等の自然エネルギー発電所の開発、設計、機器調達、運営が主な事業となっています。2013年にはドイツのEPC企業、juwi株式会社とのジョイント・ベンチャーを設立し、国際的な挑戦にも踏み出しています。
プロジェクトの進捗に今後も注目が集まる中、自然電力株式会社は日本における再生可能エネルギーの新たな可能性を模索し続けています。