株式会社ジャパネットホールディングスは、宿泊予約サイト「ゆこゆこ」を運営する株式会社ゆこゆこを完全子会社化することを発表した。
ジャパネットホールディングスのグループ会社であるジャパネットツーリズムは、クルーズ事業を中心とした旅行事業を展開しており、2017年から旅行業を取得。近年は旅行事業の売上規模が拡大し、150億円を超えている。一方、ゆこゆこは20年以上宿泊予約事業を営んでおり、取引する宿泊施設数は約3,000軒、会員数は2024年6月時点で約880万人を超える。
今回の完全子会社化は、ジャパネットグループの「お客様の生活を豊かにしたい」という理念を国内旅行事業にも拡大するために行われた。ジャパネットグループは、ゆこゆこが積み重ねてきた宿泊施設との取引や顧客基盤と、ジャパネットグループの通信販売事業ノウハウを融合することで、シナジー効果を生み出し、旅行事業を通じてさらなるワクワクを提供することを目指すとしている。
今回の発表を受けて、ジャパネットホールディングスの株価は上昇。市場からは、国内旅行市場の成長性と、ジャパネットグループの顧客基盤と販売ノウハウを活用した事業拡大への期待感が高まっている。
ジャパネットグループは、ゆこゆこを完全子会社化することで、国内旅行事業において新たなステージへと進む。今後、旅行事業の更なる成長と、顧客満足度の向上に期待がかかる。