株式会社積木製作がVR教材の内製化をサポート
東京・墨田区に本社を置く株式会社積木製作は、新たにVR教材を容易に作成できる「CoreBasisCreator」の提供を開始しました。この新ソリューションは、企業が自らのニーズに応じたVR教材を内製できるように設計されています。
1. 開発の背景
積木製作は2017年より、企業向けの安全教育を支援する「安全体感VRトレーニング」のサービスをスタートしました。多くの企業にとって、労働災害の撲滅は重要な課題となっており、これに貢献するために、同社はシナリオの追加やデバイス対応など、様々なアップデートを行ってきました。これにより、従来のVR教育の導入コストを大幅に削減し、多くの企業に利用されるようになりました。
しかし、企業からの要望に応じて専用コンテンツの受託開発を行う中で、高コストや長納期の問題が浮かび上がりました。そこで、より多くの地方・中小企業がVR教育を利用できるように、手軽に教育アプリを作成できる「CoreBasisCreator」が生まれました。
2. CoreBasisCreatorの機能
「CoreBasisCreator」を使えば、市販の360°カメラで撮影した動画や静止画を使い、教育内容に応じた情報を追加した教材を簡単に作成可能です。実際の現場で利用できる、危険個所を指摘するトレーニングシナリオや、機械設備の手順を示す教材の作成も容易です。
また、画像や動画の遷移機能を活用することで、工場のガイドツアーを構成することも実現できます。これにより、従来の教育方法に比べて、より実践的で効果的な教材作成が可能となっています。
3. エコシステムの構築
作成したコンテンツは、XR専用プラットフォーム「CoreBasis」を通じてVRヘッドセットに配布が可能です。「CoreBasis」は、既存の安全体感VRトレーニングの配布プラットフォームとして広く利用されています。ユーザーは、ここを通じて自らの内製教材を社内に配布することができます。
必要に応じて、より高機能な教材を求める場合には、積木製作による技術コンサルティングや専用コンテンツの開発依頼も可能です。このように、ユーザーと企業、プラットフォームは双方向のコミュニケーションを通じて、価値を最大化できるシステムを構築しています。
4. 今後の展開
今後は、ユーザーのフィードバックを元に機能の改善を進めると同時に、3Dデータを活用した教材作成など、更なる機能拡充も行う予定です。これにより、ますます多様なニーズに応える教育ソリューションが提供できるようになります。
このように、積木製作の「CoreBasisCreator」は、企業の教育課題を解決するための新たなツールとして、そしてVR活用を促進するイノベーションの一翼を担う存在として、注目されています。
お問い合わせ先
株式会社積木製作
担当: 赤崎
TEL: 03-6666-9220
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