介護DXの未来
2025-03-13 11:42:01

介護DXを推進!コニカミノルタの新しい見守り技術とシューペルブリアンの挑戦

介護DXを推進!コニカミノルタの新しい見守り技術とシューペルブリアンの挑戦



日本の介護業界は、超高齢社会の急速な進展に直面しています。その中で、コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社とシューペルブリアン株式会社が提携し、見守り・介護業務支援サービス「HitomeQ(ひとめく)ケアサポート」を介護DXの新たな形として複合型老人ホーム「スープ矢野」に導入することが発表されました。これは介護業界全体の生産性向上と人材不足問題の解決に寄与することが期待されています。

介護業界の現状と課題



日本は世界的に見ても早いペースで少子高齢化が進行しており、介護業界は深刻な人材不足に悩まされています。特に、長時間労働や業務の負担が介護職員の離職を招き、その結果、サービスの質が低下するという悪循環が続いています。この背景を受けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)が求められるようになりましたが、実際に介護現場でのデータ活用はまだ十分ではありません。

HitomeQ ケアサポートの導入



「HitomeQ ケアサポート」は、コニカミノルタ独自の画像センシング技術とAIを駆使した行動分析センサーによって、入居者の日常行動を記録し分析します。この情報は、介護職員にリアルタイムに通知され、入居者の行動特性が可視化されます。この仕組みを通じて、より効果的かつ個別化された介護が提供可能になります。

シューペルブリアンの「スープ矢野」では、これらのデータをケアマネージャーや介護士、看護師と共有し、入居者それぞれの状態に応じた最適なサービスを提供することを目指しています。

介護オペレーションモデルの構築



この新しい介護オペレーションモデルは、データに基づく評価を行い、介護品質の可視化を実現します。具体的には、入居者の歩行速度や活動量を測定し、そのデータをもとに日常生活動作(ADL)を把握します。これにより、常に必要なサービスを適切なタイミングで提供することが可能となります。日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けながら、今後このモデルを実践していく予定です。

DXを加速するための取り組み



プロジェクトの成功を通じて得られたデータとノウハウは、今後他の介護施設にも展開しやすい形で提供される予定です。シューペルブリアンは「スープ矢野」を介護DXのモデルケースとして位置付け、業界関係者の見学を受け入れるなど、情報の共有や人材育成にも力を入れています。このような取り組みを通じて、介護業界全体のデジタル化を促進する貢献を果たします。

未来の介護を見据えて



それぞれの入居者様のニーズを把握し、質の高いケアを提供するためには、テクノロジーの活用が必須です。コニカミノルタQOLソリューションズとシューペルブリアンの協力によって、未来の介護がどのように進化するか、業界全体の注目が集まっています。最先端テクノロジーを駆使した日本の介護がどの方向へ進んでいくのか、続報を待ちましょう。


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会社情報

会社名
コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー15階
電話番号

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