ウェアラブルデバイスと健康
2025-12-16 09:32:45

ウェアラブルデバイス使用者601名が語る健康管理の実態とは

ウェアラブルデバイスを用いた健康管理の実態



近年、ウェアラブルデバイスやスマートウォッチが急速に普及し、健康管理に活用される場面が増えています。その中でも、株式会社テックドクターは、疾患を有するスマートウォッチユーザー601名を対象に、データ活用の現状と課題を調査しました。この調査は、日常生活におけるウェアラブルデバイスの位置づけや、利用者がどのようにデバイスを活用しているかを把握することを目的としています。

調査の背景



スマートウォッチの一部機能が医療機器として承認されるなど、医療分野への応用が進む中、ウェアラブルデバイスが日常生活で収集するバイタルデータは医療現場でも注目されています。しかし、このデータをどのように活用しているかは十分に理解されていない部分もあり、調査を通じて利用者自身の行動を調査する必要がありました。

調査結果の概要



活用目的



調査結果では、「疾患の記録・管理」の目的でデバイスを使用している人が2〜5割に対し、「活動量の管理」をメインにしている人は56.9%にのぼりました。多くの利用者は、日常的な健康指標として、運動量を重視していることが伺えます。また、「心拍や血圧の確認」を目的とする人もおり、ウェアラブルデバイスの活用が疾患管理に寄与していることが示されました。

データの確認頻度



ウェアラブルデバイスのデータをほぼ毎日確認している利用者は52.9%、週に数回確認している人を含めれば約80%となり、多くの人が習慣的にデータを確認していることが分かりました。これは、健康管理が日常生活に密着した行為であることを示しています。

利用者の意識



調査において、ウェアラブルデバイスのデータが「役に立っている」と感じている人は72.6%に達し、多くの利用者が自らの体調変化を把握するために役立てていることが分かりました。しかし、年代によるデータ共有に関する意識の違いも明らかになり、高齢層は医療機関に対するデータ共有の心理的ハードルが高いことが浮き彫りになりました。

不安や課題



特に多く挙げられた不安点は「測定結果の正確性」であり、ウェアラブルデバイスの利用における信頼性が問われています。高齢層では、特に困っていないといった受動的な利用が進んでいる傾向があることも示されました。

調査総括



テックドクターの調査は、ウェアラブルデバイスを活用し、健康を管理したいと考えている層が多いこと、日常的にデータを確認し体調を把握しようとしている人が増えていることを示しました。しかし、正確性への懸念や、高齢層におけるデータ活用の乏しさが課題として残っています。
今後、ウェアラブルデバイスの本来の価値を引き出すためには、ユーザー側と医療側の双方でのアプローチが求められます。テックドクターでは、視覚化されたデータを基に、医療機関との連携を強化し、デジタルバイオマーカーの導入を進めています。日常のデータがより良い体験に繋がるよう、引き続きのサービス向上に努めていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社テックドクター
住所
東京都中央区京橋二丁目2番1号京橋エドグラン 4F
電話番号

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