起業を掲げる理由とは
2025-04-07 13:21:13

起業したい理由は世代や性別で異なる!調査結果から見えた新たな傾向

概要


フリー株式会社が発行する起業・開業の専門雑誌『起業時代』が、全国の起業を希望する1,007名を対象に実施した調査によって、起業を考える理由に関する興味深い結果が明らかになりました。調査は2025年1月22日から1月28日までの期間にインターネットを通じて行われ、18歳から59歳の男女が対象となっています。調査の目的は、起業希望者の心理や背景を探ることでした。

起業の理由


調査結果によると、起業を検討している理由として最も多かったのは「自分のスキルを試してみたいから」で、23.0%の人がこの理由を挙げています。これに次いで多かったのは「会社組織に縛られずに自由に働きたいから」(14.3%)で、続いて「自分のアイデアを形にしてみたいから」(13.1%)や「身近な誰かや地域の役に立ちたいから」(11.6%)という理由が上位にランクインしました。全体を通して、ポジティブな理由で起業を希望する人が多く、前向きな志向が強いことがうかがえます。

男女別の傾向


男女別に見てみると、両性ともに1位は「自分のスキルを試してみたいから」で一致していますが、男性の2位は「会社組織に縛られず自由に働きたい」が占めました。さらに、「出世や社内政治を気にせず働きたい」が7位に入ったことからも、伝統的な組織での経験が影響している様子が見受けられます。一方で女性の方も多様な理由が見られ、7位に「子育てや生活のバランスのため、働く時間を自己コントロールしたいから」が登場している点が特徴的です。このことから、ワークライフバランスを重視した起業希望者の存在も確認されました。

世代による違い


次に、世代別のデータを見てみると、30代と40代では「会社組織に縛られず自由に働きたい」が上位に入っており、まさに現在の職場環境において感じていることが反映されています。特に50代では「収入を増やしたいから」が1位にランクインし、続いて「今の仕事や会社に不満があるから」と「培ってきた経験・資格・人脈などを活かしたい」が入っています。セカンドキャリアとして起業を選ぶ理由が新たなトレンドになってきています。

編集長のコメント


『起業時代』の編集長である磯貝美紀氏は、「起業」を考える理由には様々な背景や意見があることを強調しました。特に30代や40代の世代では、スキルを試したり自由に働きたいといった、社会に出た後の体験が生きている印象を受けます。逆に20代以下の若い世代には「地域の役に立ちたい」という意欲が見られ、SDGs教育の影響が考えられます。また、50代では経済的な安定や社会への恩返しを考える方も増えていると言及されました。

起業支援の動き


さらに、freee株式会社は起業を支援するために多様なサービスを展開しています。「起業ダンドリコーディネーター」による起業準備のサポートや、「創業融資サポート」を通じて融資のチャンスを広げるための手助けも行っています。これらの取り組みにより、起業を身近な選択肢として実現可能なものにしているのです。

まとめ


調査結果からは、年齢や性別による起業理由の違いが浮き彫りになり、さらに社会的な背景翻訳されていることが明らかになりました。これからの起業家育成には、こうした多様なモチベーションを理解し、支援することが不可欠です。freeeのような取り組みとともに、より多くの人々が自由な働き方を実現できる未来を期待したいところです。


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会社情報

会社名
フリー株式会社
住所
東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階
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