静岡県とABCクッキングスタジオが結んだ包括連携協定
静岡県と株式会社ABCクッキングスタジオ(以下、ABC)が、地域活性化を目的とした包括連携協定を結びました。この協定は、静岡県にとって重要な「創業の地」となるABCが初めて都道府県と結んだものです。両者の持つリソースを活用し、地産地消と食育の推進に力を入れることが期待されます。
包括連携協定の背景と意義
ABCは日本及びアジア地域で料理教室を展開し、今年で創業40周年を迎えます。これに伴い、静岡県との連携が実現しました。この協定は、地域の食文化や農産物の魅力を広めるだけでなく、食品ロスの削減にも寄与するものです。
静岡県知事 鈴木康友氏は、協定締結に際し、両者の新たな協力関係が「幸福度日本一の静岡県」の実現に向けた重要な一歩であると強調しました。一方ABCの代表取締役社長 志村なるみ氏は、静岡県の食を次世代へつなげることを目指し、持続可能な発展に貢献する意向を示しました。
協定締結式の詳細
本協定の締結式は、令和7年3月10日に静岡県庁で行われました。当日は両者の代表者が出席し、公式な協定書の取り交わしを行いました。
招待された参加者は、静岡県知事鈴木康友氏とABC代表取締役社長志村なるみ氏。公式の場での取り交わしは、両者の今後の協力関係の強化に向けた重要な瞬間でした。
協定の具体的な取組み内容
この包括連携協定には、以下のような具体的な協力事項が含まれています:
1.
料理教室での静岡県産食材の活用 - 地元の食材を使用した料理教室を通じて、地域の農産物の魅力を発信。
2.
地産地消メニューの開発 - 静岡県の特色を生かしたメニューやレシピの共同開発。
3.
食品ロス削減の啓発 - 消費者への食品ロスに関する教育活動を拡充し、実践的な内容を取り入れる。
4.
食育教室の開催 - 次世代を担う子どもたちや、その家庭を対象とした食育関連のイベントや教室を開設。
ABCは、今後も「食」をテーマにさまざまな企画を展開し、地域活性化に貢献していく方針です。これにより、地域の農産物の消費促進につながることが期待されます。
未来に向かって
今回の協定締結は、静岡県とABCクッキングスタジオにとって新たなスタートを意味します。食をキーにした地域創生や、持続可能な発展を目指す取り組みに、今後も注目が集まることでしょう。ABCクッキングスタジオは、日本国内だけでなく、アジア地域でもその影響力を拡大させており、今後の活動がますます楽しみです。
この新しい取り組みによって、多くの人々が食を通じてつながり、地域への愛着を深めていくことが期待されます。