弘前大学生が挑む!ふるさと納税返礼品の新たな可能性を探る
まちなかキャンパスプロジェクトに参加
2023年、弘前大学の学生たちが「まちなかキャンパスプロジェクト」に参加し、弘前市のふるさと納税の返礼品を新たに開発する体験をしました。このプロジェクトは、弘前市と弘前大学、HLS弘前が協力するもので、地域創生を目的としています。学生たちは、8月から9月にかけて、企業から与えられたテーマに基づいて活発に活動し、その成果を発表しました。
学生たちの挑戦
当プロジェクトに参加したのは、弘前大学人文社会科学部の3年生4名です。彼らはそれぞれ「弘前市や青森県の地域創生に貢献したい」という強い想いをもって取り組みました。08月07日に担当企業であるレッドホースコーポレーションと初顔合わせを行い、その後3回のミーティングを重ねながら、自らの研究成果を具体化していきました。
開発した返礼品の内容
学生たちが考えた返礼品には、弘前の伝統工芸「こぎん刺し」や、弘前市の象徴「りんご」に関連する木工細工、さらには青森県の日本酒が含まれています。また、弘前城を訪れる人々を増やすためのPR画像の改修にも力を入れました。
こぎん刺し
弘前の伝統工芸であるこぎん刺しは、ユニークなデザインが魅力で、広い年齢層の方々にアピールすることができます。既存企業だけでなく新たにこぎん刺しの製造者を開拓し、商品展開を図る意義を感じました。
りんご
弘前市に所縁のあるりんご。学生たちは特に生果ではなく、木工製品や小物を使った新しい返礼品アイデアを提案しました。「Petit RINGO」という名前の小物入れの開発に取り組み、より多くの人に弘前の魅力を伝えようとしました。
日本酒
弘前市には多くの酒蔵が存在しますが、日本酒の返礼品が少ないという現状があります。学生たちは自らの大学が共同研究に参加した日本酒「あおもりテロワール酒杜來」を登録することに挑戦し、地域の魅力を広める意義を感じました。
弘前城のPR
さらに、弘前城共通入場券の販売促進も検討されています。学生たちは自ら撮影したPR画像を基に、入場券の魅力を伝えようと奮闘しました。この取り組みからは、ふるさと納税を通じて弘前を訪れたくなるような商品展開が期待されます。
インターンシップを通じて得られたもの
今回のインターンシップを経て、学生たちからは「地元の新規事業の動きに協力的な地域の方々が多いことを実感した」「弘前に対する新たな愛着が湧き、地元産品の魅力を再発見できた」という感想が寄せられました。短期間での成果にもかかわらず、充実した経験が得られたようです。
今後の展望
レッドホースコーポレーションは、今後も地域活性化に力を入れ、弘前市と学生たちとの協力を深めていく考えです。学生たちが将来的に弘前を担っていく人材に成長し、地域の発展に寄与することを期待しています。弘前市の文化や魅力を次世代へと受け継ぐ活動が今後も続けられることでしょう。