日本の文字文化に深く根差した書体、明朝体への関心が高まる中、Monotype株式会社が大日本印刷株式会社が運営する「市谷の杜 本と活字館」で開催される企画展「明朝体」に資料を提供しました。本展覧会は、明朝体が日本文化において果たしてきた役割や、その歴史を振り返る貴重な機会となります。
明朝体は、書籍や新聞、広告などさまざまな媒体で使われており、視認性が高く、美しいデザインが特徴です。この企画展では、明朝体の発展の歴史を時代ごとに辿り、書体としての魅力を再発見することができます。特に、Monotypeが提供する「筑紫書体」は、藤田重信が設計した明朝体のシリーズで、その美しさと独自性が話題を呼んでいます。
筑紫書体の魅力は、従来の金属活字に近い滲みを再現しつつ、文字の形に新しさを取り入れている点です。見る人に懐かしさや温かみを与え、一文字一文字の美しさだけでなく、文字組み時の調和や互いが息づくような美しさも際立ちます。現時点で全15シリーズを展開している筑紫書体は、明朝体やゴシック体のデザインにおいて、Monotypeの日本語ライブラリフォントの中でも特に人気があります。
この企画展の開催にあたり、Monotypeは自社のフォントライブラリから、筑紫書体の開発に関する資料を提供し、展示内容に深みを与えています。書体デザインディレクターの藤田重信が生み出した明朝体「筑紫明朝」の歴史や、書体の背後にある意図を知ることができる貴重なコレクションが並ぶ予定です。
【企画展「明朝体」開催概要】
- - 会期:2026年2月21日(土)~5月31日(日)
- - 会場:市谷の杜 本と活字館 2階展示(新宿区市谷加賀町1-1-1 大日本印刷株式会社内)
- - 開館時間:10:00〜18:00(月・火休館、祝日の場合は開館)
- - 入場無料
- - 主催:市谷の杜 本と活字館
- - 監修:岡田一祐(慶應義塾大学)
- - 編集協力:雪朱里(ゆき あかり)
- - 展示デザイン:中沢仁美、大重頼士(シービーケー)
- - グラフィック:大日本タイポ組合
本展は、明朝体の悠久の歴史を体感し、同時に書体文化の重要性を再認識する場となるでしょう。主催者や運営スタッフは、訪れた人々にとって印象深い体験が提供できるよう準備を進めているとのことです。
Monotype自体は、世界中に広がる多様なフォントライブラリを提供する企業であり、多くのデザイナーと連携し、ブランド力を強化するお手伝いをしています。美しいデザインの背後にあるテクノロジーを深く掘り下げることができるのも、Monotypeならではの魅力です。
この企画展を通じて、明朝体の魅力を再発見し、日本の優れた文字文化に触れてみてはいかがでしょうか。