イオンエンターテイメントによる「シェアシネマ」プロジェクトの参加とその意義

イオンエンターテイメントの「シェアシネマ」プロジェクト参加

イオンエンターテイメント株式会社は、全国に97の「イオンシネマ」を展開し、映画の楽しみを広める役割を担っています。この春、同社は特定非営利活動法人チャリティーサンタが実施する「シェアシネマ」プロジェクトに参加し、親子約1,200名に映画鑑賞の機会を提供しました。この取り組みは、経済的理由で映画を諦めざるを得ない家庭への支援を目指しています。

プロジェクトの背景

チャリティーサンタの行った調査では、対象となる家庭の84.7%が、子どもに映画館での鑑賞を諦めさせた経験があると回答しています。また、春休みのレジャー予算が「0円」となっている家庭も36.5%に上ることが明らかになりました。これらの結果は、家庭によっては子どもたちが映画館での体験を楽しむことが難しい現実を示しています。

「シェアシネマ」プロジェクトとは

「シェアシネマ」プロジェクトは、「好きな映画館で、好きな作品を、好きなタイミングで。」というコンセプトのもと展開されています。この取り組みでは、春休みから大型連休にかけて、招待された親子が全国の映画館で自由に鑑賞作品や日時を選べるデジタルギフト型の鑑賞チケットを利用します。これにより、長期休暇中の“思い出格差・体験格差”を解消し、家庭に大きな支援を提供することを目的としています。

鑑賞体験のサポート

イオンエンターテイメントは、このプロジェクトの一環として、800名の子どもにドリンクとポップコーンを、また470名の大人にはドリンクを無償で提供しました。鑑賞を終えた親子からは「子どもにとって一生忘れられない体験になった」「映画館でのポップコーンを夢のように憧れていた」というような感動の声が多く寄せられ、具体的な支援がどれほど大切であるかを物語っています。