タカラベルモント、万博への期待を込めた新企業広告を発表
タカラベルモント株式会社は、2025年に開催予定の大阪・関西万博において『大阪ヘルスケアパビリオン』への協賛出展にともない、新たな企業広告を展開することを発表しました。1970年の大阪万博以来、約55年ぶりとなる万博出展には、同社の歴史と未来への強い思いが込められています。
万博への想い
2025年の万博では、タカラベルモントが培ってきた理美容や医療分野の知見を活かし、心身ともに健康で美しい生活を提案します。主力の広告には、1970年に続く万博出展のDNAが息づいており、実際の展示内容についても深いメッセージが盛り込まれています。この企業広告は、大阪・関西万博の開催期間中にさまざまなメディアを通じて展開される予定です。
イノベーションを表現する展示ブース
タカラベルモントは、今回の万博で「量子飛躍する美の世界」という展示を行います。このブースでは、美容と医療が融合した新たなヘルスケアを提案し、「真の美しさとは何か?」というテーマで訪れる人々に問いかけます。
展示のデザインに携わった建築家でありグラフィックアーティストの鶴巻崇氏は、「光を透過することで変わる表情に強く惹かれてきた」と語っています。展示に使用される特殊フィルムは、見る角度により全く異なる美しさを見せ、そこに多面体の折りを加えることで多様性を表現しています。このような革新的なアプローチにより、来場者は内面的な美しさと外面的な美しさの相互作用を体感できることでしょう。
鶴巻 崇氏について
鶴巻氏は、様々な国際的なプロジェクトに関与してきた経験を持ち、ロンドンで建築学の修士号を取得後、大手建築事務所に勤務していました。今もなお、彼の作品は世界的に評価され続けており、今回の展示もその一環として注目が集まるでしょう。彼の描く「量子飛躍する美の世界」は、新たな視点からの美の可能性を探求しています。
展示ブースのデザイン
タカラベルモントの展示デザインは、宇宙に運ぶために小さく折りたたむ技術である「インフレータブル構造」をヒントにしています。来場者の視点によって変わる様々な美しさを楽しむことができるよう、374個の多面体を組み合わせたクリスタルのような壁面が展開されます。これにより、各々が考え、感じる「真の美」を表現しています。
加えて、1580枚の異なる形とサイズのアクリルパネルには、スリーエムジャパンによるダイクロイックフィルムが使用され、多彩な色彩変化が印象的な空間を作り出します。視覚的な美しさを追求するためには多くの職人の細部への配慮が必要とされ、70人以上の職人がその作業に携わりました。
タカラベルモントの未来
タカラベルモントは、1921年に創業し、2021年に100周年を迎えました。新たに掲げたパーパスである「美しい人生を、かなえよう。」を通じて、これからも持続可能な社会の実現を目指し、美と健康を提供するプロフェッショナルと共に進化し続けます。大阪・関西万博での出展を通じて、今後の100年に向けた新たな挑戦を続ける姿勢が見受けられます。本展示は、その一歩を象徴するものとして、大きな期待が寄せられています。
今後のタカラベルモントの取り組みや大阪万博での展開に、ぜひご注目ください。