新たなセキュリティ戦略が日本市場に向けて始動
TD SYNNEX株式会社(東京本社)のこだわりは、情報管理において確固たる地位を築いているオープンテキスト社との連携を強化することにあります。この提携により、日本市場におけるバックアップ製品やエンドポイントセキュリティソリューションの取り扱いを大幅に拡大する方針を打ち出しました。近年、企業を標的としたサイバー攻撃が複雑化してきており、すべての企業がこの脅威にさらされています。多様な攻撃手法からシステムとデータを守るために、セキュリティ対策の強化が必要不可欠です。
企業のサイバー攻撃への脅威の実情
サイバー攻撃がますます巧妙になり、攻撃の頻度も増加しています。マルウェアやランサムウェア、フィッシング詐欺といった脅威は、企業のビジネス活動に直接的な影響を及ぼすため、厳重なセキュリティ対策が求められています。どれだけの情報が漏れ出すか、またはシステムが侵害されるかといったリスクは、企業の生命線とも言えるビジネスの持続可能性を脅かす要因となります。そこで、TD SYNNEXは最新技術を駆使したオープンテキストのエンドポイントセキュリティ製品を導入し、企業が持続可能なビジネスを運営できるよう支援していきます。
オープンテキストの提供する総合的なソリューション
オープンテキスト社は、様々な規模の企業に向けて包括的なセキュリティソリューションを提供しています。防止から発見、対応、復旧、調査、コンプライアンスに至るまでを網羅した、ワンストップでのセキュリティプラットフォームが強みです。これにより顧客は、迅速かつ効果的に脅威に対処し、ビジネスリスクを最小限に抑えることが可能になります。特に注目すべきは、Webroot Business Endpoint ProtectionやCarbonite Cloud to Cloud Backupなど、企業のニーズに合わせた専門的ソリューションが提供されている点です。
Webroot Business Endpoint Protection
このソリューションは、エンドポイントデバイスとユーザーをマルウェアから守るもので、リアルタイムで脅威を検知・分類します。EDR(Endpoint Detection and Response)機能を搭載し、侵入後も迅速に対応できる体制を整えています。これにより、セキュリティ担当者は迅速にリスクを把握し、適切な対策を講じることができます。
Carbonite Cloud to Cloud Backup
クラウドベースのデータバックアップは、SaaS環境において非常に重要です。このソリューションは、特にMicrosoft 365をターゲットにしたデータ保護に特化しており、ヒューマンエラーやサイバー攻撃によるデータ損失時も素早く復旧させることが可能です。
TD SYNNEXの役割とシナジー効果
TD SYNNEXは、オープンテキスト社の製品を日本市場に広めるため、強力な販売ネットワークを活用します。これにより、中小企業から大企業まで、より多くの顧客に安全なIT環境を提供できる機会が広がります。また、技術的な革新を持つオープンテキストの製品多様性も相まって、運用効率の向上を目指します。
マーケティングの支援
TD SYNNEXのマーケティング能力も大いに活用される予定です。デジタルマーケティングやリード獲得に向けたさまざまな施策が講じられ、ターゲット市場に対しオープンテキスト製品の普及が促進されます。この取り組みにより、顧客との絆を深め、製品認知度の向上を図ります。
パートナーシップの期待と未来
oペンテキストの代表取締役社長、三浦デニース氏は、「日本市場での私たちの立ち位置をさらに強固にし、多くの企業が現代のサイバー脅威に立ち向かえるようになることを期待しています」と語ります。一方、TD SYNNEXの會田喜弘氏は、企業のIT管理を支援し、安全で生産性の高いビジネス環境の実現に向けて、今回の提携が寄与することを期待しています。これを通じて、両社は日本の企業が情報セキュリティを強化し、持続可能な成長を促すためのパートナーとして、共に歩み続けることでしょう。