初夏の美しい花々が楽しめる国営ひたち海浜公園

2025年5月23日、国営ひたち海浜公園の泉の広場フラワーガーデンでは、鮮やかなリナリアと輝くカリフォルニアポピーが見頃を迎えています。

植物たちの鮮やかな共演

リナリアはその愛らしい姿から「姫金魚草」とも呼ばれ、北半球の温暖な地域が原産です。この花は細い花茎に小さな多彩の花を咲かせ、その色は紫、ピンク、黄色、白、赤など、バリエーションが豊かで初夏の風を感じさせます。また、ギリシャ語の「linon」から名付けられたその名は、亜麻の葉に似ていることから由来しています。

一方、カリフォルニアポピーは、明るいオレンジ色の花を咲かせ、日本にやって来たのは明治時代の初頭です。直径4～6cmほどの花は、つやのある美しい花びらを持ち、州花としてカリフォルニア州で非常に愛されています。

見頃の時期とアクセス

泉の広場フラワーガーデンでは、5月20日から30日頃まで、リナリアとカリフォルニアポピーの見頃が続きます。約950㎡の広さを誇るこのガーデンには、リナリアが約5本、カリフォルニアポピーが約3.5本植えられています。花々が風に揺れ、訪れる人々に優しい初夏の雰囲気を届けています。

アクセス方法

泉の広場には、南口からのアクセスがおすすめです。開園当初から続くこの入口からは、メタセコイアの並木道にもアクセス可能で、スムーズに園内を散策することができます。また、シーサイドトレインを利用すれば、快適に園内を巡ることができ、季節ごとの美しい風景を楽しめます。

初夏の自然を感じるスポット

泉の広場近くには、初夏の新緑が爽やかなメタセコイアの並木道があります。木漏れ日が生み出す気持ちの良い雰囲気は、散策にぴったりです。四季折々の風情を楽しむことができ、特に初夏には新鮮な緑が生い茂り心を癒してくれます。秋には美しい紅葉が、長い並木道を彩ります。

国営ひたち海浜公園の魅力

国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市に位置し、季節ごとの多彩な花々が楽しめるスポットとして知られています。春にはネモフィラ、スイセン、そしてチューリップ、初夏にはポピーやバラ、夏にはジニアやヒマワリ、秋にはコキアやコスモス、冬にはアイスチューリップが彩ります。

公園内には、眺望を楽しめる大観覧車や多彩なアトラクションが揃った「プレジャーガーデン」もあり、思い思いの時間を過ごすことが可能です。林間アスレチック広場やバーベキュー広場なども完備され、家族や友人との楽しいひと時を演出します。