日本初!高校生のための不動産教育が始まる
2023年11月13日、岩手県十和田に位置する花巻東高等学校において、高校生を対象とした不動産教育の授業が実施されました。この取り組みは、全国初となる不動産に特化した教育プログラムで、一般社団法人不動産終活支援機構の協力のもと行われました。講師には、花巻東高の卒業生であり、野球部のOBでもある山田隼弥氏が招聘されました。彼はこの機構の会員で、不動産終活に関する普及活動にも力を入れています。
不動産教育の目的
今回の授業は、不動産の基本知識を若い世代に提供し、将来的に不動産に関するトラブルを回避することを目指しています。多くの人が日々の生活で不動産に直面する中、学校教育ではこのテーマが十分に扱われてこなかったため、この新たな取り組みが求められる背景があります。18歳から契約が可能になる法改正の進行に伴い、若者が不動産に関する適切な知識を持つことが重要視されています。
授業の内容と生徒の反応
授業では、不動産にまつわる基本用語や、将来の自分の住まいについての認識を深めるために、所有や借りる際の注意点について学びました。生徒たちは、将来の自宅について具体的にディスカッションを行い、興味を持ちながら積極的に参加していました。受講者からは「初めて知った情報が多い」という意見や「不動産は思っていたよりも複雑だった」という感想も寄せられ、彼らの意識の変化が伺えました。
教育の必要性と未来の展望
不動産や相続に関するトラブルは、その多くが知識不足から生じています。不動産は日常生活と切り離せないものでありながらも、多くの人が正しい知識を持っていないのが現状です。山田氏は、「この分野は将来的に誰もが関わることになるので、少しでも関心を持ってもらえたら嬉しい」と授業の意義を語りました。
今後は、この授業をさらに発展させ、小・中・高校での不動産教育を普及させることを目指しています。参加校や親子での研修に関心がある方は、機構に問い合わせをすることができます。「エステートリテラシー」を育むことが、より健全な資産形成に繋がると期待されています。
お問い合わせ
一般社団法人不動産終活支援機構は、この新しい教育の普及を進めていかれるそうです。興味を持った方は、ぜひ連絡をしてみてください。
本部事務局
TEL: 019-681-6125
住所: 岩手県盛岡市上田1丁目10-20