伝統と革新が織りなす、ほろよい気分の江戸小唄の世界
落語の世界“寄席”で育った異色の日本髪アーティスト・うめ吉。その独特なスタイルは、サブカルチャー全盛の現代においても、伝統を貫き、見るものに強烈な印象を与えてきました。
10代の終わりに和の文化に目覚めたうめ吉は、着物姿で話芸の世界に浸れる三味線弾きを目指し、落語界の下座、お囃子の世界へ飛び込み、厳しい下積み時代を過ごしました。
師匠である大正生まれの寄席芸人「檜山さくら」の薦めにより、俗曲師「桧山うめ吉」としてデビュー。その後も長唄、三味線、日舞、小唄と、様々な伝統芸能を学び、独自の音楽世界を確立しました。
今回リリースされるアルバム「ほろよい小唄」は、江戸小唄の短くも粋な唄の世界を、うめ吉ならではのほんのりとした艶のあるテイストで描いた作品です。
収録されているのは、誰もが知る名曲「酒と女」や、志ん生の「犬の災難」で歌われた「腹の立つときゃ」など、三味線一本で聴きたい珠玉の名曲ばかり。
うめ吉の繊細で可憐な歌声と、三味線の哀愁漂う音色は、聴く人の心を和ませ、ほろよい気分にさせてくれます。
人間国宝も絶賛する、うめ吉師匠の至芸
「繊細にして可憐な うめ吉師匠の心のつぶやきが至芸に昇華した名曲の数々!」
これは、講談師の神田松鯉(人間国宝)が、うめ吉の新作アルバムを聴いた感想です。
うめ吉の音楽は、伝統芸能の枠を超え、多くの人々に愛されています。
うめ吉の世界に触れてみよう
うめ吉は、CDリリースだけでなく、ライブ活動や著書の出版など、多岐にわたって活躍しています。
興味のある方は、ぜひうめ吉の公式サイトやSNSをチェックしてみてください。
うめ吉公式サイト: http://ofuku-sha.co.jp/ume-schejule.html
うめ吉公式X(旧Twitter): https://x.com/umekichinet
うめ吉の会 四の巻(11月17日 横浜にぎわい座): https://columbia.jp/artist-info/umekichi/live/88993.html
うめ吉の音楽を通して、江戸の粋な文化に触れてみてはいかがでしょうか?