企業のセキュリティ業務を効率化する新サービス「SecureLight」とは？

AIが生み出す新たなセキュリティ業務の革新

企業間のセキュリティ対応がますます厳しくなる中、株式会社SecureNaviは新しいAIサービス「SecureLight」を発表しました。2025年7月の提供開始が予定されているこのサービスは、セキュリティチェックシートへの回答業務をAIによって自動化し、企業の負担を大幅に軽減することを目指しています。

背景と動機

昨今では、サプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加しており、企業間取引における情報セキュリティの重要性が高まっています。この現実を受け、企業は取引先のセキュリティレベルを確認するために、セキュリティチェックシートの提出を求めざるを得ません。しかし、その業務は専門知識が必要で、設問の多さや繰り返しの対応から多くの担当者にとって大きな負担となっています。

IPA（情報処理推進機構）が発表した「情報セキュリティ10大脅威2025」では、「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」が脅威の第2位に位置づけられています。これに伴い、各企業は実効性のあるセキュリティ施策を講じる必要があります。この流れを受けて、SecureNaviはAI技術を駆使して業務を自動化するための「SecureLight」を開発しました。

「SecureLight」とは？

「SecureLight」は、AIを用いてセキュリティチェックシートへの回答を自動で生成するサービスです。ドキュメントをプラットフォームに格納するだけで、AIが過去の回答データや社内規程を学習し、高精度な回答案を作成します。これにより、業務の効率化が図られ、担当者は本質的なセキュリティ対策にもっと時間を割ける環境が提供されます。

また、このサービスでは以前の回答を一元管理することができ、業務の属人化を解消するメリットもあります。これにより、以前のデータを簡単に参照・再利用でき、誰でもスムーズに対応できるようになります。

さらに、QAのバージョン管理により、ポリシー変更がどの回答に影響するかを可視化できる機能も備えています。これにより、常に最新の情報を維持できる点でも大きな利点を持っています。

先行受付開始

SecureNaviは「SecureLight」の先行受付を開始しました。デモンストレーションや料金体系についての詳細は、同社の公式サイトで確認が可能です。特に、社会のセキュリティ意識が高まる中、本サービスの導入を考えている企業にとっては、早期の対応が求められるでしょう。

開発チームの想い

「SecureLight」プロジェクトの責任者である木原は、担当者が日々直面するセキュリティチェックシート対応の煩雑さを減らすことに全力を注いでいます。長年の経験から見えてきた課題や顧客の声を大切にし、テクノロジーで解決するためにこのサービスが生まれました。AIの活用により、企業は戦略的なセキュリティ対策に注力する時間を生み出すことができるのです。