特別講義開催
2025-10-17 14:33:00

国立印刷局工芸官による特別講義、東京造形大学で開催決定

国立印刷局工芸官特別講義のご案内



国立印刷局が、2025年10月24日(金)に東京造形大学にて特別講義を開催します。このイベントは、東京造形大学のグラフィックデザイン専攻領域の学生を中心に公開され、工芸官による貴重な講義が行われます。開催場所は東京造形大学12号館の12-201教室で、JR横浜線の相原駅からスクールバスで約5分の距離に位置しています。

講義スケジュール


  • - 17:00 – 17:50 国立印刷局の事業紹介、工芸官業務の解説
  • - 17:50 – 18:10 セキュリティデザインの概要(製品ができるまで)
  • - 18:10 – 18:30 新しいお札の紹介(偽造防止技術とユニバーサルデザイン)

講義の内容は進行により変更されることがありますのでご了承下さい。なお、一般の聴講も可能であるため、興味のある方は是非お越し下さい。

特別展示と取材に関する注意事項


特別展示では、一部撮影不可の作品が含まれますのでご注意ください。また、講義全体を通した録画や録音はできませんが、静止画での撮影は許可されています。工芸官の顔や習作品の撮影は禁止されており、これらの取り決めに従って取材は行われます。

取材を希望される方は、10月21日(火)16:00までに事前申込みが必要です。申込みには国立印刷局のHPから必要事項を記載した取材申請書の提出が求められます。事前に申し込まれた方には、集合場所やその他の連絡事項が通知されます。

国立印刷局の文化的役割


国立印刷局は、日本銀行券や官報、パスポートなど国民生活に密着した製品の製造を行っており、明治4年の創設以来、国の信頼と共に歩んできました。特に、工芸官と呼ばれる専門職員による高い技術とデザイン性が求められる業務は、次世代への技術継承の重要性が高まっています。

今年度の講義は、これまでに2大学から始まり、現在では4大学と1専門学校での実施が決定しており、国立印刷局は文化・教育活動を通じて日本の伝統と技術を発信しています。この講義では、工芸官が手がける精密な彫刻技術やデザインプロセスを学び、受講者はその深い技術に触れることができます。

言葉を越えたセキュリティとユニバーサルデザイン


東京造形大学の准教授、小玉文先生は、近年デザイン分野においてセキュリティとユニバーサルデザインが重要視されていると指摘します。特に紙幣は、偽造防止技術が求められる一方で、使いやすさも追求されており、本講義では実際のデザインプロセスについて専門家の講話が予定されています。これにより、受講生の理解が深まることが期待されます。

東京造形大学の教育理念


1966年に設立された東京造形大学は、服飾デザイナーの桑澤洋子が創設し、デザインと美術を「造形」という広い視点から捉えています。柔軟な発想力を育む教育方針に基づき、学生の独自性を引き出すカリキュラムが展開されています。今回の特別講義は、次世代のクリエイターにとって貴重な機会となるでしょう。

参加希望者はぜひ参加登録を行い、国立印刷局の工芸官から直接学ぶ機会をお見逃しなく!


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会社情報

会社名
学校法人桑沢学園 東京造形大学
住所
東京都八王子市宇津貫町1556
電話番号
042-637-8111

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