奈良駅のデジタルサイネージ
2018-12-11 11:10:01
JR奈良駅と近鉄奈良駅のデジタルサイネージにザイトロニックが採用
奈良駅のデジタルサイネージに採用された最新技術
奈良交通株式会社のバス総合案内システムとして、JR奈良駅と近鉄奈良駅に設置されたデジタルサイネージに、ザイトロニックの高性能タッチセンサーが採用されました。これにより、タッチ式のデジタルサイネージが実現し、利用者により便利な情報提供が可能となります。
ザイトロニック製タッチセンサーとは?
ザイトロニックは、イギリスのニューカッスルに本社を置く企業で、投影型静電容量方式のタッチ技術において世界的に知られています。今回採用された製品は、「ZyFilm」というタッチフィルムと、「ZXY100™」というタッチコントローラーです。これにより、タッチセンサーを搭載したデジタルサイネージが、情報を視覚的に提示することができるようになります。
現地に設置されたデジタルサイネージは、JR奈良駅には75インチの縦型タッチスクリーン、近鉄奈良駅には75インチの横型タッチスクリーンがそれぞれ搭載され、多言語で発車時刻やバスの位置、案内情報を表示を行います。
弱点を克服した強力なソリューション
特に注目すべきは、ザイトロニックの製品が過酷な屋外環境でも機能する耐久性が備わっている点です。雨や雪、さらには汚れや破壊行為など過酷な状況下でもしっかりと動作することができることが実証されています。この点が、表示灯株式会社がザイトロニック製品を選択する大きな理由となったのです。
表示灯で製品開発に取り組む横田章洋氏は、「当社はオリジナルの多言語対応地図アプリを提供しており、近年は防水や耐塵性、さらには低明度でも視認性の高いデジタルサイネージのニーズが高まっています。デバイス選定に妥協はせず、ザイトロニック製品はそのクリアな特徴と性能が我々にとって大きな価値を持っています」と話しています。
デジタルサイネージの進化
デジタルサイネージは、情報の表示方法として急速に進化しています。4K解像度の大画面ディスプレイから多言語対応のインタラクティブなユーザーインターフェースまで、その技術の進歩は目覚ましいものがあります。これにより、来る観光シーズンには、訪れる市民や観光客にとって、より親しみやすい案内システムが提供されることになるでしょう。
表示灯株式会社の取り組み
表示灯株式会社は、1967年から全国の主要鉄道駅に周辺案内図「ナビタ」を設置しており、これまでに2,600駅以上、850以上の自治体庁舎にもその製品を展開しています。特に東京大学と共同で研究を進めたバリアフリー設計は、高く評価されています。近年は訪日外国人観光客向けに多言語地図の開発にも注力し、地域の利便性向上に寄与しています。
ザイトロニックの未来
今後、ザイトロニックはデジタルサイネージ市場での地位をさらに確立していく動きを見せています。特許取得済みの高耐久性タッチセンシング技術を背景に、大画面スクリーンにおいてもインタラクティブな体験を提供し続けることが期待されます。これにより、ユーザーの利便性向上に貢献し、より良い情報提供を実現することが可能となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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Zytronic Displays Ltd.
- 住所
- 東京都港区北青山2-7-26フジビル28 2階
- 電話番号
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