Colorful Weekendの影響
2024-08-06 17:27:40

日本テレビの多様性キャンペーン「Colorful Weekend」が示した社会的影響

日本テレビの多様性キャンペーン「Colorful Weekend」が示した社会的影響



日本テレビホールディングスは2024年2月に実施した番組を横断するキャンペーン「Colorful Weekend」の結果を発表しました。この取り組みは、多様性をテーマにした新しい試みであり、社会的インパクトを測定することを目的にしています。キャンペーン期間中、特別番組が放送されるだけでなく、12のレギュラー番組も参加し、視聴者に多様性を楽しむ機会を提供しました。

Colorful Weekendの概要



「Colorful Weekend」は、2024年2月23日から25日までの3日間にわたり、多様性に触れることを楽しむことを目的とした番組横断キャンペーンです。このイベントでは、視聴者が「ひとりひとり違う私たちがお互いを知り、誰もが自分らしく生きられるヒントを届ける」というテーマのもと、特別番組が土曜日の夜と日曜日の昼に放送されました。これにより、視聴者は楽しく多様性にふれることになりました。

社会的インパクトの測定



今回の取り組みでは、「多様な人材が活躍し共生できる社会」を目指し、「理解の向上」や「当事者としてのエンパワーメント」などの指標を通じて社会的インパクトを測定しました。その結果、自認するマイノリティー性を持つ視聴者の80%以上が、「勇気をもらえた」または「希望が湧いた」と回答しました。しかし、他のマイノリティーの存在を「知ること」や「受け入れること」については、ポジティブな変化が全体の約60%に留まり、自分が疎外されていないと感じるという点では約40%と、今後の改善点が明らかになりました。

取り組みの背景



日本テレビホールディングスは、2021年に持続可能な未来に向けた「サステナビリティポリシー」を策定し、特に「多様な人材の活躍と共生」に取り組んでいます。2023年には「日テレ共創ラボ」が設立され、社会的インパクトの測定やマネジメントに関する研究が進められています。現在、多くの人々が理解不足によりマイノリティー性に対して不利益を被っている実態があり、これを解決するための手法として本キャンペーンが企画されました。

インパクト測定の方法



「Colorful Weekend」プロジェクトチームは、日本テレビが目指す社会の姿やその実現に向けた行動を定めるために、ケイスリー株式会社の協力のもと、ロジックモデルと測定指標を策定しました。800人の視聴者と200人の非視聴者に対してインターネット調査が施行され、56人の社員にも別途アンケートが実施されました。結果、視聴者のマイノリティーに対する理解度や共生意識が一定程度向上することが確認されました。

未来への展望



「Colorful Weekend」を通じて、より良い社会を目指す意識の変化が見られましたが、今後の取り組みにはまだ改善の余地があることがわかりました。具体的には、ワンステップ進めるためのさらなる教育や啓発活動が求められます。日本テレビは引き続きインパクト測定・マネジメントに取り組み、見えてきた課題を解決するための新たな施策を検討していく予定です。

最新の調査結果や活動の詳細は日テレ共創ラボの公式ウェブサイトで確認できます。今後の展開にも目が離せません。


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会社情報

会社名
日本テレビ放送網株式会社
住所
東京都港区東新橋1-6-1日本テレビタワー
電話番号

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