クラウドケアが新たな専門メディア「けあむすび」を立ち上げ
2024年8月29日、株式会社クラウドケアが公的介護保険と介護保険外サービスに特化した専門メディア「けあむすび」を開設することを発表しました。このメディアは介護に関連する知識や具体的な事例、利用者やヘルパーの体験談を通じて、ケアを提供する側と受ける側の両者の理解を深めることを目的としています。
背景にある介護の課題
近年、日本では急速に進む超高齢化社会への対応が迫られており、介護職員の不足や、家族の介護による離職問題など複数の課題が浮上しています。2025年には全人口の30%以上が65歳以上になると予測され、介護保険が適用されるサービスの「共助」は縮小する見込みです。このような状況下、個々人が自らのケアを購入し、介護の予防に取り組む「自助」がますます重要となっています。
クラウドケアは、介護が必要になっても「共助」と「自助」を両立させることで、多様なライフスタイルを実現するための支援を強化しています。過去には、介護施設に入居している方が定期的にヘルパーと共にジムに通うことで活動的な生活を楽しんだり、家族のイベントにヘルパーが同行することで思い出を彩る様子を目の当たりにしてきました。
「けあむすび」の具体的な内容
「けあむすび」では、介護に関する情報を以下のようなテーマで展開していきます:
- - 介護に関する知識の共有
- - 公的介護保険と介護保険外サービスを組み合わせた具体事例の紹介
- - 介護保険外サービスで働くヘルパーへのインタビュー
これにより、ケアを必要とする人々及びそのご家族の不安を解消し、より豊かで自分らしい生活を実現するための情報を提供します。
編纂チームとリーダーシップ
「けあむすび」の編集長を務めるのは、株式会社クラウドケアのCOOである桐山典悦氏。介護福祉士としてのバックグラウンドを持ち、経営学修士(MBA)でもあります。これまで介護現場における経験を活かし、デジタルマーケティング業務を通じて地域包括ケアに関する研究を行ってきた実績があります。
クラウドケアの役割と今後の展望
クラウドケアは、2016年からシェアリングエコノミー型の訪問介護サービス「Crowd Care」を通じて、介護ニーズに応じた柔軟なサービスを提供してきました。介護保険制度ではカバーしきれないサービスを提供することで、多くの方々が介護を受けつつも自分らしい日常を送れるようサポートしています。
新たに立ち上がった「けあむすび」も、この理念に基づいて、より多くの人々に役立つ情報を発信し、介護に対する理解を深めるための手助けを行っていくことでしょう。介護に関心がある方や、実際にサービスを利用される方々にとって有益なメディアとなることを期待しています。これからの介護がどのように変わっていくのか、ぜひ「けあむすび」を通じてチェックしていきましょう。