宇宙服「VESTRA」登場
2025-07-24 12:03:16

日本の伝統工芸と最先端宇宙技術が融合した新たな宇宙服「VESTRA」

日本の伝統と未来が交差する宇宙服「VESTRA」



2025年8月、大阪で開催される「2025日本国際博覧会」において、 Amateras Space株式会社が次世代宇宙服「VESTRA」を披露します。この宇宙服は、日本の伝統工芸である西陣織と最新の宇宙服技術「MCP(メカニカル・カウンター・プレッシャー)」を組み合わせた革新的なプロダクトです。

「宇宙 × 文化 × テクノロジー」の融合



展示は、2025年8月10日から17日まで行われ、大阪ヘルスケアパビリオン内の「ミライの食と文化ゾーン」デモキッチンエリアに設置されます。このプロジェクトは、宇宙旅行や宇宙滞在における新しい可能性を探るための場を提供します。VESTRAを通じて、人は宇宙でどのように生き、自己を表現するのかという根本的な問いが立てられます。

VESTRAの特徴



VESTRAは、従来の宇宙服が抱える可動域の制限や着脱の難しさを解消し、快適で安全な活動を可能にする設計となっています。日本の織物である西陣織を防護層に採用し、その美しさと技術的信頼性を併せ持っています。繊細なデザインと高い機能性が結びついたこの宇宙服は、“身体拡張”としての役割を果たします。

西陣織の美と技術



西陣織は、先染めされた絹糸を使用した伝統的な織物で、精緻な紋様が特徴です。その織り方は芸術性が高く、耐久性や耐摩耗性も兼ね備えています。VESTRAでは、この西陣織の特性を宇宙服に応用し、極限環境でも適切に機能する素材として再設計されています。1反の布には1万本以上の経糸が使われ、色・柄に無限のバリエーションがあります。これにより、文化的なアイデンティティと美的感覚が表現されています。

なぜ西陣織を選んだのか



西陣織は、日本の美意識や哲学を体現し、千年にわたる歴史を持った技術です。その高度な構造的ポテンシャルに注目し、Amateras Spaceはこの織物の特性を宇宙服に活かしました。単なる装飾品ではなく、機能性と美しさの両方を兼ね備えた次世代宇宙服の素材として、新しい領域を切り開こうとしています。

デザイン哲学と展望



Amateras Spaceの代表、蓮見大聖氏は「VESTRA」を通じて宇宙の民主化を目指しています。宇宙はまだ多くの人々にとって距離のある存在ですが、このプロダクトが関心を呼び起こすきっかけになればと考えています。また、VESTRAは技術的な信頼性も確立することで、日本発で世界に通用する宇宙服のブランドを目指します。

展示について



来場者は各日10:00から20:00まで自由に展示を見学できます。特に、関西パビリオンの京都ゾーンでは8月17日に特別展示も行われる予定です。京都大学や岐阜医療科学大学との共同出展により、学術的な視点からもこのプロジェクトは注目されています。

VESTRAを通じて、宇宙という新たな生活圏における人間のあり方が問い直され、未来の宇宙生活を感じられる貴重な機会となることでしょう。私たちがこれからの宇宙時代をどう迎えるか、VESTRAはその出発点となるでしょう。


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会社情報

会社名
Amateras Space株式会社
住所
東京都千代田区神田猿楽町2-8-11VORT水道橋Ⅲ 9F
電話番号
080-8706-9405

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