UCCの持続可能な挑戦
2024-09-21 00:48:13

UCC上島珈琲、タンザニアでの持続可能なコーヒー生産に取り組む

UCC上島珈琲、持続可能性のための新たな挑戦



UCC上島珈琲株式会社(以下、UCC)は、国際農業開発基金(IFAD)の「民間セクター・小規模生産者連携強化(ELPS)イニシアティブ」に初めて参加し、タンザニアにおけるコーヒーバリューチェーンの持続可能性向上を目指す共同投資事業を発表しました。特に、コーヒー生産における気候変動や人口増加によるサプライチェーンの脆弱性が懸念される中、タンザニアの品質の高いコーヒー豆の生産を守ることが重要視されています。

UCCは「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」という目的を持ち、様々な活動を通じて新たなコーヒーの価値を創造しようとしています。その取り組みの一環として、先月には「森林破壊ゼロ宣言」を行い、自然生態系の回復と生産性向上を目指す「戦略的生産国」の選定を行いました。その中には、ブラジルやベトナム、ウガンダと並んでタンザニアも含まれています。

タンザニアにおける挑戦



タンザニアは日本で人気のあるキリマンジャロを含む高品質なコーヒー豆の生産国ですが、最近では単位面積当たりの収穫量が減少しているという課題を抱えています。このような現状を受け、UCCは丸紅株式会社と連携し、ELPSの枠組みを利用して安定した持続可能なコーヒーバリューチェーンの構築を進めることを決定しました。これにより、コーヒー生産の安定性を確保することで、地域の農業生産者を支援し、彼らの収入向上にも寄与することを目指しています。

プロジェクトでは、UCCと丸紅がこれまで築いてきた豊富な知識と経験をもとに、地域のニーズに合った技術指導を行うことが重要な役割です。例えば、UCCは育苗や環境負荷の少ない農法の普及、堆肥生産や収穫後の処理に関するサポートを行う予定です。また、丸紅は地域資源を調査し、現地での進捗を管理する一方、IFADはプロジェクト全体の管理を担当します。この協力体制をもとに、持続可能な農業の実現に向けた推進が図られています。

未来へのビジョン



UCCは2040年に向けて「ネイチャーポジティブアプローチ」を実践し、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、美味しいコーヒーを未来の世代にも引き継げるよう努めてまいります。タンザニアでのこのプロジェクトは、環境への負荷を最小限に抑えながら、安定したコーヒー供給を維持するための重要なステップです。UCCは今後も、農業の持続可能性向上に向けた取り組みをさらに強化し、多様な社会的課題に取り組んでいく考えです。

関連情報は、UCCの公式ウェブサイトやIFADの詳細ページにてご覧いただけます。


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会社情報

会社名
UCC上島珈琲株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7番7
電話番号

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