つかれない社会の実現に向けて
2025年8月、東京に本社を置くLiMiNALコンサルティング株式会社が設立されました。そのミッションは、従業員が疲れ知らずで活躍できる社会を実現することです。企業の多くが優秀な人材を擁しながらも、変化をもたらすことができない事実に着目。この状況を改善するため、LiMiNALは新しい経営コンサルティングのアプローチを提案しています。
なぜ「つかれない社会」が必要なのか
日本企業における従業員エンゲージメントの低さは広く知られています。Gallupの調査によると、日本の情熱を持った社員はわずか5%で、多くの企業で「自分で考えるのが当然」といった雰囲気が根強く残っています。このため、個々の社員が孤立し、本音が出せる環境が整っていないのが現状です。この問題に立ち向かうために、LiMiNALは「つかれない社会」というビジョンを掲げ、組織内部の潜在能力を引き出し、活力が循環する環境の実現に挑んでいます。
この社会は、個人が自分の感情や思考、身体的な知識を活かし、それを組織全体で統合することで成り立っています。つまり、個々の能力が発揮されることで、組織全体が成果を上げることが期待されています。
コンサルタントとインテグレーターの連携
LiMiNALが提案する解決策は、経営コンサルタントとインテグレーターの役割を分け、それぞれの強みを活かすことです。コンサルタントは問題を分析し、技術的な解決策を提示します。一方、インテグレーターは組織の感情や価値観を引き出し、メンバー全員が共に意見を扱える場を整えます。これにより、技術的な課題と組織の適応課題を分け、根本的な原因に迫ることが可能になります。
インテグレーターの役割と育成
インテグレーターの役割を担うのは、キャリアコンサルタントやプロコーチなど、対人支援の専門家です。LiMiNALでは、独自の育成プログラムを通じて、組織内で対話を促進する力を身につけた人材を輩出します。このインテグレーターたちは、企業での活動を通じて組織の活性化に寄与していくことが求められます。
YURAモデルによる変革
LiMiNALが掲げる独自理論「YURAモデル」は、組織における感情や価値観を安心して表現できるように支援します。このモデルでは、対話を通じてメンバーの潜在的な意見を引き出し、全体で共有・統合していく実践的な手法が取られます。「YURAモデル」の強みは、見えない要素を含めて取り扱うことで、組織の知恵を引き出し、持続的な変革を促す点にあります。
今後の展開
現在LiMiNALは0期生を迎えたインテグレーター養成講座の試行を進めています。キャリアコンサルタントやプロコーチといった専門家を対象にしたこの講座は、すでにいくつかの企業で導入されています。今後3年間で100名のインテグレーターを輩出し、さまざまな企業での変革を目指しています。
「成長は個人任せ」という考え方が根強い社会を変え、組織としての活力を引き出すことが、LiMiNALコンサルティングの強い目標です。全体性と集合知を活かすことで、企業の成果と人々の活力が循環する社会へと向かう挑戦が始まります。
会社概要
- - 社名: LiMiNALコンサルティング株式会社
- - ウェブサイト: https://liminal-cons.com/
- - 代表取締役: 北山乃理子、中北順也
- - 所在地: 東京都千代田区神田錦町3-21
- - 事業内容: 対話を用いた人・組織のコンサルティング業務、対話を担う人材の育成
お問い合わせ
事業内容や月1回の対話会、インテグレーター養成講座に関するご質問は以下の窓口までお寄せください。
LiMiNALコンサルティング株式会社
担当: 鈴木
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