中谷酒造柳町醸造所が新たな味の体験を提供
2022年10月12日、奈良県大和郡山市に待望の新醸造所「中谷酒造柳町醸造所」がオープンしました。この施設は、伝統的な酒蔵を踏襲した吹き抜け構造と、酒造りの道具を展示する博物館のような趣を持つ空間を提供しています。清酒を楽しむ贅沢な体験がここに詰まっています。
新醸造所の内部構成
新醸造所は、一階と二階に分かれて構成されています。一階には受付カウンター、客席、醸造区画があり、来場者は清酒がどのように作られるのかを間近で体験できるようになっています。また、二階にはテーブル席や広い畳の部屋が設けられており、落ち着いた雰囲気の中で清酒を楽しむことができます。
特徴的な清酒の提供
中谷酒造では、100リットルに満たない小さな容器で醸造を行い、毎日のように新しい清酒が生まれる仕組みが特長です。完成したばかりの清酒は発酵過程で生じた炭酸ガスを含み、その独特の新鮮さを楽しむことができます。清酒ファンはもちろん、日本酒に不慣れな方でも感動を覚えること間違いなしです。
醸造体験の予約情報
通年での「四季醸造」により、一年中体験醸造が行われています。10月1日からは中谷酒造の公式オンラインショップで、随時予約が可能です。ぜひ新たな醸造体験を楽しみに訪れてみてください。
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提携店舗での楽しみ方
新醸造所の目的には、地域の振興も含まれています。酒蔵内では食事の提供は行わず、近隣の店舗で購入した料理やデリバリーを楽しむスタイルが取られています。また、醸造所内には近隣店舗の地図が用意されており、地域の美味しい食材を堪能できます。
近隣店舗案内
入場料とプレオープン情報
入場料は、グラス一杯の清酒またはソフトドリンク(いずれも300円)で、入場後には持ち込みの食べ物を楽しむことができます。プレオープンは9月30日から始まり、月曜日と火曜日に休みを挟みつつ、試験営業を行いました。メディア関係者をはじめとした招待客で盛況に行われたこのプレオープンは、今後の展開が期待されます。
中谷酒造の歴史
中谷酒造は、1853年に創業し、以来多くの受賞歴を持つ名門酒蔵です。初代は郡山柳沢藩の御用商人として活躍し、地域の酒造りの発展に寄与してきました。現在も精密な管理のもと、優れた清酒を製造し続けています。オープンした柳町醸造所は、地域振興と清酒の新たな楽しみを提案する場所として今後の動きに期待が寄せられています。