日本の写真界を担う新たな才能の発掘と育成を目的とした写真プログラム『T3 NEW TALENT』が、アジアの写真文化発展プラットフォーム『T3』によって始動しました。
『T3』はこれまでも国内の美大・専門学校で写真を学ぶ学生を対象とした「学生プロジェクト」を開催し、若手写真家の育成に力を入れてきました。新たなプログラム『T3 NEW TALENT』では、フェスティバルとアートフェアという二つの場を活用し、作家だけでなくキュレーター、美術批評家にも対象を拡大。世界で活躍できる優れた写真家、キュレーター、美術批評家を育成し、未来の表現を担う才能を支援していくことを目指しています。
『T3 NEW TALENT』では、世界的な写真家やキュレーター、美術批評家など6名からなる審査員が、写真家、キュレーター、美術批評家の3部門において、計5名のアーティストを選出。選ばれたアーティストは、2025年の『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』での展示や、2026年には海外での展示を行う予定です。
本プログラムは、日本が世界に誇る写真文化を継承し、さらに発展させるため、新たな才能の発掘と育成に力を入れています。審査員には、国際写真センターのクリエイティブディレクターであるデヴィッド・カンパニー氏、LE BALの共同ディレクターであるディアンヌ・デュフール氏、写真家の鷹野隆大氏、Printed Matterのエグゼクティブディレクターであるレスリー・マーティン氏、モレイラ・サレス財団現代写真部門総括ディレクターであるチアゴ・ノゲイラ氏、東京都写真美術館学芸員の山田裕理氏といった、国際的に活躍する写真界の重鎮たちが名を連ねています。
『T3 NEW TALENT』は、新たな才能の発掘と育成を通して、日本の写真界をさらに活性化し、世界に新たな表現を発信していくことを目指しています。今後の活躍が期待される若き写真家、キュレーター、美術批評家たちの挑戦に注目しましょう。