不正送金被害を防ぐ新しいセキュリティオプション
株式会社日立システムズが、インターネットバンキングの不正送金被害を防ぐために新しいセキュリティオプション「PhishWall Mobile SDK」の提供を始めた。この新しいサービスは、金融機関のWebサイトに似た不審なサイトをスマートフォンからでも検知できるように設計されており、ユーザーがより安全にインターネットバンキングを利用できる環境を提供します。
PhishWall Mobile SDKについて
「PhishWall Mobile SDK」は、日立システムズが提供する「PhishWall プレミアム」と同様の機能を持つ。このシリーズは、コア技術である「PhishWall認証」に基づいて、国内の約200の金融機関に導入されており、インターネットバンキングの取引の安全性を強化するために活用されています。
特に、近年増加している不正送金詐欺の被害件数は深刻な問題であり、2023年度には前年の4倍以上、4,000件を超える被害が報告されています。このうちの多くがフィッシングによるものであり、スマートフォン利用者がPC利用者に比べてセキュリティ意識が低いことが一因とされています。日立システムズは、こうした状況を受けて、スマートフォン環境でのセキュリティ対策を強化するために「PhishWall Mobile SDK」を開発しました。
特徴
「PhishWall Mobile SDK」は、アプリケーションへのインストール時に接続先Webサイトの真正性を確認します。これにより、ユーザーが不自然なサイトにアクセスすることを未然に防ぎます。また、スマートフォンの標準ブラウザーを使った場合でも、WebサイトのURLの正当性を確認する機能が働きます。特に、SMS等で送られたリンクを使用する場合にも、不審なサイトを検知し、警告を表示するうえ、アプリユーザーを保護します。
伸び続けるセキュリティのニーズ
依然として進化を続ける不正送金詐欺の手口に対抗するため、日立システムズは、顧客の資産を守るだけでなく、安心してインターネットを利用できる環境の構築を目指しています。今後の展望として、様々なセキュリティ脅威に対応した新たな機能を充実させ、インターネットバンキングの安全性を高めるための努力を続けていく方針です。
日立システムズの役割
日立システムズは、強みである業種ごとの課題解決力を長年培ってきた経験を活かし、デジタル変革を推進しています。また、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みも行っており、社会の豊かさの実現に貢献する企業であり続けることを誓っています。
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