デシグアルが発表した新しいキャンペーン「Not a Doll」
バルセロナを拠点にするファッションブランド、デシグアルは女優エステル・エクスポストを起用した2025年春夏キャンペーン「Not a Doll」を発表しました。このキャンペーンは、デシグアルがより現代的で大胆な姿勢を打ち出し、コミュニティに根ざしたブランドとしての新たな一歩を示しています。
キャンペーンのテーマとストーリー
「Not a Doll」は、エステルのリアルな日常に密着した物語が描かれています。若手女優として活躍するエステルは、ロサンゼルスのロケーションで目を覚まし、オーディションの準備をしながら過去の思い出を振り返ります。彼女はプールパーティーやサルサダンスの思い出、そしてハリウッドウォークオブフェイムを歩くことを夢見た日々を回想し、その中で見せる自然体な姿勢がキャンペーンの魅力を引き立てています。
このプロジェクトは、ビデオグラファーのウェイロン・ボーンが監督、写真家のクララ・バルザリーが撮影、スタイリストのカロリン・フォが手がけており、エステルのありのままの姿を映し出しています。
コレクション紹介
エステルが過ごすロサンゼルスの日常を背景に、デシグアルの新作SS25コレクションも披露されます。このコレクションでは、赤とスカイブルーのストライプが施されたショーツとセーター、ピンクのグラデーションが美しいスパンコールドレス、またサルサダンスにぴったりのマクラメスカートなど、多彩なアイテムが展開されます。さらに、Tシャツにはエステルの名言がプリントされ、「Not a Doll」や「Not Your Topic of Conversation」といったメッセージが込められています。
これらのアイテムは、他者の評価に囚われず、自分らしさを追求する自由さを表しています。エステルがSNSで発信した「女性は成長し、変化する。私たちは人形ではない」というメッセージも、まさにこのコレクションの理念を反映しています。
デシグアルとエステルの関係
デシグアルとエステルのコラボレーションは、その大胆さやオーセンティックな姿勢に根ざしたものであり、エステルはデシグアルの持つ価値観を体現しています。今回のキャンペーンは、彼女との長期的なプロジェクトの始まりでもあります。デシグアルは、自身の個性を大切にし、他人のためではなく自分のために服を着ることを重視する姿勢を強調しています。
ミラノイベント
なお、5月9日から11日まで、ミラノのボルゴーニャ通りに「Not a Doll」のポップアップストアがオープンし、一般の人々がこの新しいコレクションの世界観に触れる機会が提供されます。
まとめ
デシグアルは、個性を引き立てるファッションの提供を通じて、社会に対しても意識的なメッセージを届け続けています。「Not a Doll」というキャンペーンは、エステル・エクスポストとともに、新しい世代の価値観を提唱する取り組みとして、多くの注目を集めています。これからの展開にも期待が高まります。