ダイアモンド15億円落札
2019-04-05 18:00:10

88.22カラットのダイアモンド、15億円超で落札された衝撃の成果

サザビーズでのダイアモンド落札の背景



2019年4月2日、香港で開催されたサザビーズのオークションで、88.22カラットのオーバルカットダイアモンドが競りにかけられました。この希少なダイアモンドは、日本人のコレクターによって約15億3,000万円で落札され、オークションの歴史に新たなページを刻みました。

オークションの舞台



この競売は、アジアからの3人の入札者によって激しい競争が繰り広げられ、最終的に落札価格は予想を大きく超えました。落札範囲としては8,800万香港ドルから1億香港ドルとされていましたが、実際の落札額はなんと1億800万香港ドル。つまり、1カラット当たり124万香港ドルとなり、高い需要が伺えます。このダイアモンドが初めて展示されたのは、3月に東京で行われた下見会でした。

ダイアモンドの特徴



このダイアモンドは、評価基準である4つのC(カラー、クラリティ、カラット、カット)の全てにおいて最高のランクを持ちます。カラーはD、すなわち完全無色でホワイトダイアモンドの中でも最高等級です。クラリティはフローレスで、拡大しても内部や外部に欠点が見当たりません。この石は、英国王冠の宝石に使用されているオーバルカットダイアモンドと同じグループに属し、2%にも満たない極めて稀なタイプ2Aに分類されます。

最高の職人技が生んだ結晶



この88.22カラットのダイアモンドは、希少な原石から生み出されました。原石はジュワネン鉱山という高品質のダイアモンドが採れることで有名な場所で見つかり、242カラットのサイズで採取されました。その後、数ヶ月にわたって慎重にカットと研磨が行われ、最終的には美しいオーバルダイアモンドへと仕上げられました。ダイアモンドをカットするには高度な技能が必要であり、この石の誕生は世界中でも数少ないダイアモンドカッターの才能によるものです。

文化的な意義



数多くのアジアの文化において、8は「繁栄」や「幸運」を象徴するラッキーナンバーです。このことから、88.22カラットという数字も特別な意味を持ち、多くの幸福をもたらすという信念が根付いています。このダイアモンドは、その美しさだけでなく、文化的な価値も併せ持つ存在なのです。

サザビーズの影響



サザビーズオークションは、世界41カ国に90の拠点を持つ大規模なオークションハウスであり、年間約250回のオークションを開催しています。数十万円のアイテムから、数十億円に及ぶ貴族の宝石まで、多様なアイテムが取引されるこの場で、88.22カラットのダイアモンドは歴史的な一品として名を刻んだのです。

このオークションでのダイアモンドの落札は、質の高い宝石への需要が高まっていることを示す好例となりました。サザビーズのアジア地区会長であるパティ・ウォン氏も、この成果に喜びの声を上げ、アジアにおけるダイアモンド市場の価値を再認識させる結果となりました。

会社情報

会社名
株式会社サザビーズジャパン
住所
東京都千代田区麹町1-7フェルテ麹町ビル3階
電話番号

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