国仲涼子がOiTr公認アンバサダーに就任し生理問題に挑む

国仲涼子がOiTrの新アンバサダーに就任

国仲涼子さんが、新たにOiTr（オイテル）の公認アンバサダーとして起用されたことが発表されました。このプロジェクトは、生理用ナプキンを全国の商業施設や公共施設、交通機関、オフィス等の女性専用トイレに常備し、無料で提供するという日本初の取り組みです。オイテル株式会社（東京都新宿区）の代表取締役、崎山真氏によれば、このサービスは「やさしさの循環」を生むことで、女性の安心と社会的な課題解決に寄与することを目的としています。

OiTrの背景と国仲涼子さんの選出理由

OiTrは、受け取る側と提供する側の両方が思いやりを持ち合うことで成立するサービスです。国仲涼子さんは、この取り組みを先導する存在として選ばれました。彼女自身も、自身の経験を通じて生理にまつわる話がしやすくなったと感じており、その思いを若い世代にも伝えたいと強く考えています。

国仲さんはこうコメントしています。「40代後半の私として、もし30代の頃にこの話を皆さんと共有することができたなら、どれほど価値があったかと考えています。このタイミングでアンバサダーとしての役割を果たすことに意義を感じています。生理に関する配慮が社会にもっと根付くよう、私も少しでも力になりたいです。」

OiTrのサービスの詳細

OiTrは、専用アプリを介して生理用ナプキンを提供するシステムです。ユーザーはアプリをダウンロードし、登録することで、2時間ごとに最大7枚のナプキンを無料で受け取ることが可能です。現時点では全国28都道府県に302施設、3,430台を設置しており、今後も拡大していく予定です。この取り組みにより、生理の貧困という社会問題に対する意識が広まることが期待されています。

生理の貧困に対する包括的なアプローチ

近年、日本では「生理の貧困」が経済問題とみなされがちですが、国際的には生理に必要な清潔な環境や教育の不足も指摘されています。このような状況を解決するためには、物質的支援のみならず、教育や意識改革が必要です。OiTrは単なる提供サービスに留まらず、社会全体がこの問題について考えるきっかけとなることを目指しています。

国仲涼子さんと共に、そうした取り組みに賛同する人々が増え、やさしさの循環が広がることを期待しています。