オンライン研修「アントレプレナーシップ in カンボジア」
株式会社staraは、障がい者支援に特化した企業として、国内外での研修活動を展開しています。今回は、同社が実施した「ALL★STARS アントレプレナーシップ研修 in カンボジア」の様子をレポートします。本研修は、2025年卒業予定の中野 愛理さんの企画によって実現し、日本とカンボジアをZoomでつなぎ、リアルタイムの交流を図りました。
アントレプレナーシップとは?
研修のテーマである「アントレプレナーシップ」とは、新しい価値を創造するために自ら行動する精神を指します。この考え方はビジネスに限らず、福祉の現場でも重要です。参加者はそれぞれ、自身の夢や価値観に気づく中で、起業家精神を体験しました。
スペシャルゲストとの対話
研修当日は、カンボジアからの中継が行われ、脳性麻痺の15歳の少女スレイヤーさんと彼女を支えるNPO「スロラニュプロジェクト」の方々が登場しました。スレイヤーさんは、経済的困難を乗り越え、小さな店を起業した若き起業家です。彼女の物語を通じて、「幸せとは何か」「障害とは何か」といった深いテーマについて参加者は考える機会を得ました。
参加者同士の交流と気づき
研修では、グループワークを取り入れ、参加者同士の意見交換が活発に行われました。その中で、各自が自分の夢や取り組みたい課題に向き合い、最後にはそれぞれのチャレンジを発表する温かなフィナーレで締めくくられました。多様なバックグラウンドを持つ参加者が集まる中で、相互に励まし合いながらほかの人々とのつながりを深めました。
参加者の声
中野さんは「自国と他国をつなげる場を提供することができ、貴重な経験を得られた」と話しています。また運営を担当した永澤さんは、福祉の枠を越えた体験が視野を広げるきっかけになったと感じたと語りました。さらに参加者の一人、菅沼さんからは、研修を通じて見たスレイヤーさんの姿に感銘を受け、今後の支援活動に奮起するきっかけとなったという声が届きました。
4か月後の変化
研修から4か月後、参加者たちは、障がい者支援や新たな取り組みに積極的に取り組む姿勢を見せています。永澤さんは障がい者雇用促進イベントを企画し、新たな支援体制を整えているとのこと。参加者たちはこの研修を通じて得た気づきを活かし、社内外での活動意欲が飛躍的に高まりました。
未来への挑戦
「アントレプレナーシップ研修」は単なる体験ではなく、参加者が自身の可能性に気づくきっかけとなりました。これからもstaraは、障がい者が輝ける社会の実現に向けた新たな挑戦を続けていく所存です。困難を乗り越える力を身につけ、誰もが「スター」になれる社会を目指して進んでいきます。