新合弁!東洋電機製造と小野測器の強力なコラボレーション
2023年、電子計測機器の製造を行う株式会社小野測器が、東洋電機製造株式会社と協力して、新たな設備監視ソリューションの開発を開始しました。この協業により、両社は各自の強みを活かし、回転機械の監視技術を大幅に向上させることを目指しています。
協業の背景
小野測器は、かねてからその提供価値である「はかる・わかる・つながる」を追求してきました。今回の協業の狙いは、同社が強みを持っている回転機械向けのセンシング技術と分析技術を、東洋電機製造が得意とするICT技術と組み合わせて、新しいソリューションの開発を目指すものです。これにより、業界のデジタル化や効率化が期待されます。
本発表のポイント
小野測器の役割
小野測器は、圧縮センシング技術を用いたデバイス開発に注力しています。この技術は、限られたデータから複雑な情報を引き出すものであり、AI技術との組み合わせによって、高付加価値なデバイスの開発を進めます。特許7576728により、測定機器や計測システムの革新が期待されています。
東洋電機製造の役割
一方、東洋電機製造はエッジコンピューティングに注力しており、堅牢性と拡張性を持つ端末の開発や、WEBシステムおよびサーバーの構築を進めています。この取り組みにより、リアルタイムでデータを可視化し、ユーザーにとって使いやすいシステムを提供します。
各社の企業の背景
東洋電機製造について
東洋電機製造は1918年に設立され、鉄道車両用の電機品の国産化を目指して、多くの技術革新を遂げてきました。創業以来、モータドライブ技術を基盤に、多種多様な電機製品を提供し続けています。100年の歴史を持つ同社は、技術力の高さから「技術の東洋」として名を馳せています。
小野測器について
小野測器は1954年の創業以来、電子計測機器を中心に研究開発を行ってきました。特に自動車業界への技術提供に力を入れており、F1レースの技術支援などで名を馳せています。また、最近では電動車両の開発支援やカーボンニュートラルに向けた新たなビジネス分野にもチャレンジしています。
まとめ
東洋電機製造と小野測器との協業は、双方の専門技術を融合させた革新的なソリューションの誕生を期待させるものであり、今後の動きに注目が集まります。新たな設備監視ソリューションにより、多くの産業での効率化やコスト削減が実現することでしょう。デジタル技術が進化する今、両社の協業が業界全体にどのようなインパクトをもたらすのか、今後の展開に期待が寄せられています。