APTOとアフロの新たな提携
株式会社APTO(東京都渋谷区、代表取締役:高品良)は、ストックフォト界の大手企業である株式会社アフロ(東京都中央区、代表取締役:青木紘二)との業務提携を発表しました。この提携により、APTOはAIデータセット提供サービスを強化し、様々な業種や用途に応じたAI開発をよりスムーズに行える体制を整えました。
データ不足を解消する取り組み
多くの企業がAI技術を導入しようとした際、データ不足が大きな壁となっています。APTOはこの問題を解決すべく、アフロ社との連携を通じて、6000を超える写真エージェンシーやフォトグラファー、クリエイターとのネットワークを活用し、高品質なデータを迅速に提供することを目指しています。これにより、AI開発におけるデータ不足を解消し、より多くの企業がAI技術を活用できるようになるでしょう。
3D点群データやドローン撮影に対応
特に注目すべきは、アフロ社の強力なネットワークを利用することで、必要なデータの収集が可能になることです。自動運転技術に必要な3D点群データや、ドローンによる空撮データもスムーズに提供される予定です。また、既存のデータをAI開発向けにカテゴリー分けすることで、特にデータが不足しがちな領域もカバーできるようになります。これにより、企業はまさに求めるデータを容易に手に入れることが可能となります。
高品質データの提供体制
さらに、アフロとの提携を通じて、APTOでは高解像度の画像や動画素材も扱うようになります。独自のアノテーション技術を利用し、画像の分類や矩形アノテーション、セグメンテーションといったさまざまな必要に応じたデータの生成や整備が行えるようになります。このように、複雑なアノテーション作業も迅速に行う体制が整いつつあります。
AI開発の新たな波
現在、AI技術の発展が急速に進んでいる中、多くの企業がAI開発の際、データ収集とアノテーションの膨大な手間によってプロジェクトが頓挫してしまうケースが見受けられます。実際、AI開発における工数の約80%はデータ関連の作業に充てられるため、非常に重要かつボトルネックとなっています。APTOはこの課題に対処すべく、様々なデータを迅速に収集・アノテーションできるプラットフォーム「harBest」を提供し、AI開発に挑戦する企業を支援してきました。
harBestの機能
「harBest」では、欲しい時に必要なデータセットを簡単にダウンロードできることから、ユーザーのニーズに合わせた柔軟なデータ収集が可能です。今後も、データセットの充実やプラットフォームの機能向上を進め、企業のAI開発ニーズに応えていく所存です。
結論
APTOとアフロの提携は、AIデータ収集とアノテーションという重要な課題に光を当て、多くの企業にとってのAI開発を加速させる一歩となります。この取り組みにより、今後ますます多くの企業がAI技術を活用した新たなビジネスチャンスを手に入れるチャンスが広がるでしょう。本提携の実施が今から楽しみです。