第7回全国日本語作文コンクール「行知学園杯」の成功
2023年11月23日、中国吉林市内の吉林外語大学で「第7回全国日本語作文コンクール「行知学園杯」表彰式」が華々しく開催されました。このイベントは、日本語教育の促進と日中文化交流を目指し行知学園が主催しています。出席者は、参加者、教師、来賓を含む多くの方々で賑わいを見せ、特に新記録の1,340件もの応募があったことから、その熱気が感じられました。
参加校数の増加と応募者の拡大
本コンクールは、2016年の初開催以降、応募者数が毎年増加し続けており、今回は155校が参加。過去7年間で応募数は約5倍に達し、昨年の盛り上がりを上回る結果となりました。行知学園は、これを機に企業や学校法人との連携を強化し、より多くの参加者を巻き込んだイベントへと成長させていく意向を示しています。
企業や学校法人への協賛の呼びかけ
行知学園では、特別賞の設定や企業ロゴの露出など、協賛企業・学校法人のニーズに応じたブランディングの機会を提供。今後は日本の教育全体を支え、中国でのブランド認知拡大を目指す企業にとっても良い機会といえるでしょう。2025年には次回の開催を計画しており、選考は8月から始まり、11月に表彰式が行われる予定です。
表彰式の印象的なハイライト
表彰式では、吉林外国語大学の学院長からもお祝いの言葉があり、「本コンクールは、日本語のスキルを競うだけでなく、日中の文化交流を深める重要なイベントです」とのメッセージが伝えられました。 始まりの挨拶から、多くの来賓が参列し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。日本へ進学を希望する学生に向けた情報も展示され、来場者は新たな進路についてのヒントを得ることができました。
審査基準と受賞者の発表
本コンクールでは、「プロ部門」と「アマチュア部門」を設け、大学教授を含む6名の審査員が日本語能力、文章力、そして友好的な日中交流を促進する視点から厳正に審査を行いました。各部門では最優秀賞などを受賞する総勢20名が選出されました。その後、受賞者による感謝のスピーチや学生たちのパフォーマンスも行われ、会場は歓声で溢れました。
日中交流を今後のテーマに
行知学園は、日本語教育を通じて日中交流を一層深めていく考えを示しており、今後もこうしたイベントを継続的に展開することで、さらなる国際理解の促進を目指しています。日本語に興味を持つ中国の学生たちが増える中、彼らとの交流を通じて、お互いにとって実りある関係を築くことが期待されます。これからも業界関係者や教育機関の参加を促し、国境を越えた学びの場を提供していくことでしょう。