株式会社バッファローは、24ポートのLAN端子を搭載し、電源内蔵でコンパクトなGiga(1000BASE-T)対応スイッチングハブ「LSW5-GT-24NSR」を2024年7月中旬より順次出荷、販売することを発表した。
本製品は、全ポートで高速転送を実現するGiga(1000BASE-T)に対応しており、動画などの大容量データ通信にも対応する。小規模オフィスなどでも快適なネットワーク環境を構築することが可能だ。
放熱性に優れた金属筐体を採用しており、ファンレス筐体でコンパクトな設計となっている。付属の取り付け金具を使用することで、19インチラックや非金属壁面への取り付けなど、様々な設置ニーズに対応できる。
また、ネットワーク運用に大きな障害をおよぼすネットワークのループ構成を検知しお知らせする「ループ検知機能」を搭載している。ループ発生時にはLEDの点滅でお知らせすることで、ネットワーク障害のスムーズな解消を促す。
さらに、「おまかせ節電」機能により、ポートの使用状態を自動で判断し、電源がオフのポートや未使用のポートへの供給電力を制限することができる。これにより、昼間はパソコンが使われることの少ない自宅や、夜間に機器がシャットダウンされるオフィスなどで、大幅な電力の節約を実現する。
パソコンなどの電源がON状態でもデータが流れていないときに消費電力をカットする「おまかせ節電NEXT」機能も搭載しており、通信を行わないときはMAC層のチップへの電源供給をアイドリング状態にすることで、消費電力を大幅に抑え、通常の使用時でも大幅な節電を実現する。この「おまかせ節電NEXT」機能は、前面パネルのEEEスイッチで簡単にオンオフの切り替えが可能だ。
「LSW5-GT-24NSR」は、24ポートのGiga対応スイッチングハブとして、安定した高速ネットワーク環境と省電力性能を両立した製品となっている。
バッファローの新製品「LSW5-GT-24NSR」は、小型ながら24ポートのGiga対応というスペックを持ち、小規模オフィスや自宅でのネットワーク構築に最適な製品と言える。特に、ループ検知機能や節電機能は、ネットワークの安定性と省電力性能を向上させる重要な機能であり、ユーザーにとって大きなメリットとなるだろう。
近年、ネットワーク環境はますます複雑化しており、安定したネットワーク環境の構築が求められている。本製品は、そのようなニーズに応えるべく、高機能とコンパクトさを兼ね備えた製品と言える。また、省電力機能も充実しており、環境への配慮も欠かしていない。
価格も手頃であり、性能と価格のバランスが良く、多くのユーザーにとって魅力的な製品と言える。今後、バッファローは、このような高機能で使いやすいネットワーク機器を開発し、市場に提供していくことを期待したい。