パチンコホールの新型コロナ対策、換気実証実験結果公開
新型コロナウイルスの影響が続くなか、パチンコ業界においては感染対策が常に話題となっています。営業停止や倒産が多発する中、業界団体である「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」は、衛生管理を徹底し、お客様や従業員の安全を守るために様々な取り組みを行ってきました。
パチンコホールの「三密」イメージを払拭するための努力
パチンコホールは、「三密」のイメージを持たれている方も少なくありません。しかし、実際には、パチンコ業界はタバコの煙やニオイと共存しながら、快適な環境作りに取り組んできました。ある建築士は、「パチンコホールの換気能力は商業施設の中でも非常に優れている」と述べています。このような事実にもかかわらず、パチンコホールのイメージを変えることは容易ではなく、厳しい声も寄せられています。
換気実証実験の実施
こうした中、業界は「パチンコホールは三密回避が可能である」と知ってもらうための努力を続けており、専門家の協力を得て、ホール内の空気の流れを実際に検証する実験を行いました。この実験では、ホール内にスモークを充満させ、その後の排気のされ具合を観察しました。
実験の結果、スモークは噴射開始からわずか10分で排気口からほぼ完全に排出され、お客様がいる客席近くでもほとんどスモークが残っていませんでした。この結果は、パチンコホールの換気性能が十分であることの証明となりました。これらの映像は「全国遊技場青年部連合会」の公式YouTubeチャンネルを通じて公開され、一般にも閲覧可能となります。
今後の業界の展望
新型コロナウイルスに対する先行きは不透明であるものの、パチンコ業界ではお客様の安全を守ることを最優先にし、より良い環境作りを目指しています。この試みが、業界全体の信頼性を高め、地域社会に貢献できるよう引き続き努力していく方針です。本映像が広く認知され、パチンコホールの新たなイメージ作りに寄与することを期待しています。
実験詳細
- - 撮影日: 9月25日(金)、9月28日(月)
- - 撮影場所: 名古屋市内2カ所
- - 監修: 愛知医科大学感染症科三鴨廣繁教授
- - 映像URL: こちらから視聴できます
全国遊技場青年部連合会の堀部部会長は、緊急事態宣言解除後、全国各地のパチンコホールがガイドラインに従い、営業を再開していることを報告し、お客様に対して「パチンコホールは換気が整った場所である」というメッセージを強調しました。これにより、業界を継続的に支え、社会貢献へとつなげていくことを目指しています。