新練習船見学会
2025-04-18 13:22:33

最新技術を搭載した新練習船「鳥羽丸」が地域に感謝の見学会を実施

新練習船「鳥羽丸」の見学会が開催されました



令和7年3月29日、三重県鳥羽市にある鳥羽商船高等専門学校(以下、鳥羽商船高専)は、地元住民向けに新しい練習船「鳥羽丸」の見学会を実施しました。このイベントには、約120名の参加者が集まり、地元の人々と学校関係者が一同に会しました。

新しい「鳥羽丸」は、鳥羽商船高専にとって31年ぶりとなる自製の練習船であり、令和7年3月14日に竣工したばかりです。その設計には、最先端の技術を取り入れた3つのコンセプト「SMART-Ship(賢い船)」、「TRUST-Ship(頼れる船)」、「FRIEND-Ship(親しみやすい船)」が掲げられています。これにより、自律航行システムや遠隔操船システムを搭載し、学生たちは最新の海事技術に触れる機会を得ることができるのです。

さらに、「鳥羽丸」は電力供給、水や物資の補給能力を備え、船舶型携帯電話基地局も搭載しています。これにより、災害時には地域に対して支援活動を行うことが可能となり、より人々に寄り添った存在となりました。今回の見学会は、地域に根付いた船になることを目的として企画されたものです。

船内見学の様子



見学会の初めに、参加者は「鳥羽丸」の起工から竣工までの過程を収めた動画を視聴しました。そして、参加者はグループに分かれて船内を見学し、実際に船長や学生たちから新たに搭載された機器や設備について説明を受けました。

参加者からは、「エンジンが非常に大きくて感動した」、「整った設備で、何かあったときには助けに来てくれる素晴らしい船だ」といった感想が寄せられました。また、船を担当する齊心俊憲船長は、「この船が学校のみならず、地域の方々からも愛される存在であり続けることを願っています」と語りました。

今後の一般公開予定



「鳥羽丸」は今後も一般公開される予定で、令和7年度には鳥羽商船高専の桟橋や四日市港、名古屋港でも見学会が実施される予定です。地域の皆さんにとって、より身近な存在となることが期待されます。

鳥羽商船高等専門学校についての紹介



鳥羽商船高等専門学校は、明治8年(1875年)に創立され、日本で最も古い商船系の高等専門学校の一つです。現在、商船学科と情報機械システム工学科の2つの学科を設置し、科学的思考や高度な技術を身につけた技術者を育成しています。地域だけでなく、世界でも活躍できる人材の育成を目指し、教育活動を展開しています。

施設の外観や、停泊している練習船の風景は、学校のホームページ(公式ウェブサイト)からも確認できます。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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