供養の新形態「teraumi」
2025-06-12 12:17:19

新しい供養の形「teraumi」が全国で提携寺院を増加中

現代の供養スタイル「teraumi」の魅力



近年、納骨と海洋散骨を組み合わせた新しい供養スタイルが注目を集めています。それが「teraumi(テラウミ)」です。この革新的な供養形態は、鹿児島県南九州市に本社を置く有限会社縁が提供しています。2030年に向けて、全国に広がりを見せているこのサービスは、従来の納骨堂や海洋散骨の枠を超え、多様化するニーズに応えています。

「teraumi」とは



「teraumi」は、寺院での納骨と海洋散骨を一つの窓口で提供するサービスです。2025年6月時点で提携している寺院の数は29カ所にまで増え、今月中にはさらに30カ所に達する見込みです。このように、供養の選択肢を増やすことで、多くのご家族が持つ新たな供養のニーズに応えることを目指しています。

サービス内容



「teraumi」では、寺院の納骨堂や合葬墓を利用した物理的な納骨と、依頼者から預かった焼骨を粉骨し、海に散骨する両方のサービスを提供しています。また、家族が一堂に会するタイミングで海洋散骨を行える「チャーター海洋散骨」というオプションも用意されています。

現代の供養のニーズ



「teraumi」が誕生した背景には、日本の供養のスタイルが多様化していることがあります。従来の墓地や納骨堂に加えて、最近では自然志向の高い方々が海洋散骨や樹木葬を選ぶことが増えてきています。また、家族が遠方に住んでいるケースや、高齢者が多い地域では、従来の供養スタイルでは手続きや参拝が難しいという問題も浮上しています。これに応える形で、寺院納骨と海洋散骨を一体化させた「teraumi」が評価されています。

提携寺院の声



提携寺院からは、「teraumi」を通じて生まれた様々な声が寄せられています。田川市の西岸寺の住職中西無量さんは、「亡き人を海に増やすことに対する遺族の思いや不安を理解できるサービス」と評し、遺族の気持ちに寄り添ったサービスの意義を語っています。

利用者の一人である佐藤由美さんは、「父が生前から海が好きだったため、家族全員が集まって海洋散骨を行うことができて良かった」と述べています。また、このように「teraumi」を利用することで、両者の希望を同時に叶えることができたケースが増えています。

導入実績と満足度



現在、「teraumi」を通じて実施された納骨・散骨件数は累計約5件に達し、利用者からはアンケートで「非常に満足」との評価を得ています。これは、継続的なサービス改善と利用者のニーズを理解する姿勢が実を結んだ結果と言えるでしょう。

今後の展望



有限会社縁は、2025年末までに提携寺院の数を50か所、さらに2030年までに100か所へと拡大する目標を掲げています。また、特に地方の中小規模の寺院へのPRを強化し、供養の選択肢を拡充させていく方針です。これに加えて、新機能やサービスも追加し、業界全体との連携を強化していくため、各宗派や仏具メーカーと協力したキャンペーンも展開する予定です。

「teraumi」は、ただの供養を超え、故人を偲ぶ新しい形を作り出しています。多様な供養の選択肢を提供することで、これからも多くの人々の心に寄り添う存在であり続けるでしょう。


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