病院への空気清浄機寄贈、医療現場に希望を届ける活動
特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)は、アイロボットジャパンから730台の空気清浄機KlaaraTM(クラーラ)を寄贈され、219の会員病院に届ける支援を行いました。これにより、医療機関の衛生環境の向上が期待されています。
医療現場の現状
新型コロナウイルスの影響が続く中、病院では依然として感染症対策が求められています。全日本病院協会の猪口雄二会長は、空気清浄機が発熱外来など多岐にわたって業務に必要であり、依然としてコロナ患者の入院例も見られると述べています。「空気清浄機は医療機器ではないため、各病院が独自で購入することは難しい」と言及し、今回の寄贈は非常に感謝されているとのことです。
ピープルズ・ホープ・ジャパンの活動
PHJは「保健・医療の教育」を中心とした支援活動を行っている国際NGOです。1997年に設立され、東南アジア地域で主に母子の健康を改善するためのプロジェクトを展開しています。これまでにもアイロボットジャパンと連携し、被災地や医療従事者を支援する取り組みを行ってきました。今回の空気清浄機寄贈もその一環として位置付けられています。
PHJの理事長である神谷洋平氏は、空気清浄機の寄贈が医療機関の安全性を高め、より快適な環境を提供する助けになると強調しています。この寄贈活動は、PHJが国内外で行っている保健医療環境の支援に新たなる一歩を刻むものです。
全日本病院協会について
全日本病院協会は1960年に設立された民間病院を中心とした全国組織で、約2,500の病院が参加しています。会員病院の資質向上や共同研究、調査を通じて、地域の公衆衛生と社会の発展に寄与することを目指しています。
未来に向けて
PHJの今後の展望として、国内外での支援活動をさらに拡充していくことが掲げられています。特に、途上国の医療環境の改善や保健教育の普及に注力し、持続可能な保健体制の確立を目指して邁進しています。こうした活動を通じて、全ての人々に安心・安全な医療環境を提供できる未来を実現していく所存です。
連絡先
名称:特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン
本部所在地:東京都武蔵野市中町2-9-32
ウェブサイト:
PHJ公式サイト
電話:0422-52-5507
メール:
[email protected]