京都大学と堀場製作所は、未来社会の実現に向けて新たな共創の道を開くために取り組みを強化しています。この度、両者が共同で進める「HONMAMON(ほんまもん)共創研究」の2025年度の採択テーマが決定しました。この共創研究は、学内の革新的な研究を支援し、次世代の技術革新を促進するために設立されました。
2023年10月、京都大学と堀場製作所の間で結ばれた包括連携協定は、共に未来を見据えたさらなるステップです。学内公募による共創研究「HONMAMON」は、2024年5月に革新的な分析・計測・制御技術をテーマにした5件の研究を選定し、実施を開始しました。これにより、堀場製作所は研究者たちと密接に連携し、学術的な視点からの技術開発を支援しています。
2025年度では、さらに3件の共同研究テーマが新たに採択され、初年度の研究と合わせて計8件の研究がスタートします。採択されたテーマはそれぞれ、固体中の素励起を利用した光渦制御の物理研究や、電界蒸発技術を活用した新技術の開発、さらには潤いのある肌のメカニズム解明といった多岐にわたります。
それぞれのテーマに対して堀場製作所から共同研究者が指名されており、今後の研究がどのように進展していくか、期待が高まります。この研究を通じて、基礎研究者や若手研究者の育成を進めることで、次世代の分析・計測技術の開発が見込まれています。
堀場製作所は、創業者の理念に基づき「HONMAMON」つまり本物の価値を重視し続ける姿勢を大切にしています。この言葉は、京の地から生まれたもので、常により良いものを追求する姿勢を示しています。技術革新は単に新しい商品を生み出すだけではなく、人々の生活を豊かにするものです。そのため、京都大学と堀場製作所の取り組みは、今後の未来に向けて大きな意味を持つものとなります。
今後も両者は、これらの研究を通して新たな価値を創出し、より良い未来に向かって歩み続けていくことでしょう。この「HONMAMON共創研究」がもたらす革新と発展を見守ることがとても楽しみです。