越境ECの新たな一歩
株式会社デジタルスタジオが、東南アジア地域向けのスマートフォン決済に対応した新しい越境EC支援サービス「Discovery Japan Checkout」を発表しました。このサービスは、国際決済サービスを提供するシンガポール企業Tazapayと提携することによって実現されました。この革新的な取り組みは、日本語のECサイトがそのまま東南アジアのユーザーに向けて最新の決済方法を提供できることを可能にします。
東南アジアにおける決済の課題
東南アジアの多くの国では、JCBやVISA、Mastercardといった国際ブランドのクレジットカードを取得できない消費者が多いのが現状です。これにより、国内通貨専用のクレジットカードを持っているか、もしくはクレジットカードを持たずにモバイル決済等を利用して購入する傾向があります。こうした決済手段は「ローカル決済」と称され、東南アジアにおける電子商取引の主流となっています。
越境ECでは、ローカル決済を持つ新興国の消費者がネットショップを訪れても、決済手段が合わずに購入を断念せざるを得なかったという課題が長年にわたり存在していました。しかし、今回の「Discovery Japan Checkout」による新サービスの導入により、これらの課題が解消される可能性が高まります。
新たな決済手段の追加
「Discovery Japan Mall」には、GrabPayやShopeePay等、東南アジアの消費者が利用するローカル決済手段が統合されました。この結果、東南アジアの消費者は、自国の決済手段を使って容易に日本の製品を購入できるようになります。このサービスの導入は、特にローカル決済が主流の東南アジア各国からの購入を増やし、ビジネスの成長をさらに加速させることが期待されます。
2030年に向けた日本と東南アジアのEC市場の比較
市場の成長性を考えると、2025年における影響は非常に大きいと言えるでしょう。2025年までに、東南アジアのEC市場規模は約1,336億米ドルに達すると予測されています。一方で、日本のEC市場は約1,905億米ドルとされており、2030年にかけて日本の市場は成熟する一方で、新興国の成長は更に加速する見込みです。2030年には、東南アジアの市場規模が日本の少なくとも3倍に達する可能性があります。
セミナーで学べる内容
デジタルスタジオは、2025年4月22日に「東南アジア攻略セミナー2025」をオンラインで開催します。このセミナーでは、越境ECの最新情報やノウハウを提供する予定です。
開催概要
- - 日時: 2025年4月22日(火)13時~14時
- - 対象者: 会社代表者・役員・事業開発担当者
- - 会場: オンライン (ZOOM)
- - 費用: 無料
- - 定員: 30名
- - 講師: 板橋憲生氏
このセミナーでは、タグのインストール方法、売上アップの仕組み、代理購入について詳しく学ぶことができます。興味のある方は、ぜひ参加をご検討ください。
詳細や申し込みは
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