静岡県、スタートアップ資金調達支援事業の開始
静岡県は今年度より、スタートアップ企業の資金調達を支援するための新しい取り組み「静岡県ファンドサポート事業」を開始しました。この事業では、県が認定したベンチャーキャピタルから出資を受けたスタートアップに対し、交付金を提供することで、成長をサポートします。
46社のベンチャーキャピタルを認定
県は、今回46社のベンチャーキャピタルを新たに認定したと発表しました。これにより、県内のスタートアップはこれらのVCから出資を受けることが可能になります。具体的には、静岡県が進める次世代産業関連プロジェクトや地域課題の解決に資する事業が対象となるため、地域経済の活性化も期待されています。
交付金の応募期間
交付金の交付を希望するスタートアップの応募は、2023年10月1日から11月12日までの間に受け付けられます。対象となるスタートアップの条件は、県内に本社を持ち、最近2年間で新たな正社員を雇用するか、役員を配置した実績が必要です。さらに、起業から5年以内の企業は、研究開発を実施している場合もシード枠での応募が可能です。
支援内容と交付額
交付金は、スタートアップの事業内容に応じて最大で4,000万円が交付され、シード枠の場合は最大1,000万円が上限となります。全体で予定されている交付総額は4億円で、約10件の企業の支援が見込まれています。事業の実施期間は2年間で、スケジュールに従って進められます。
スタートアップへの成長支援
採択されたスタートアップには、専門家による助言や事業展開支援、財務管理体制の強化についての支援も行われます。これにより、企業は持続可能な成長を目指すことができます。また、応募方法は、静岡県の専用電子申請システムにて簡単に手続きを行うことができます。
説明会の実施
スタートアップの支援内容に関する詳細は、10月21日に行われる説明会で説明される予定です。参加はハイブリッド形式で実施されるため、対面及びオンラインでの参加が可能です。説明会の詳細については、静岡県の専用ホームページで確認できます。
新たな資金調達支援事業を通じて、静岡県内のスタートアップがさらに成長し、地域経済の発展につながることが期待されています。今後の展開に注目です。