家系ラーメン新時代
2023-04-18 10:00:03

家系ラーメン新時代到来!「せい家」と「なんつッ亭」の合併劇

家系ラーメン新時代到来



濃厚な豚骨醤油スープで知られる家系ラーメン。1974年に横浜で誕生し、以来多くのラーメン店に影響を与えてきました。中でも「せい家」と「なんつッ亭」は、その人気を牽引する存在として注目されています。「せい家」は今回、繁盛している「なんつッ亭」を買収することが決まり、新たなラーメン新時代の幕開けが期待されています。

「せい家」の誕生



「せい家」の創業者、山内勝彦氏は1998年に東京・経堂で店をオープンしました。彼は早稲田実業での野球経験を経て、フリーターとしての道を歩んでいましたが、事務機器販売の世界でトップセールスマンにまで上り詰めます。36歳の時、家系ラーメンの元祖店の繁盛ぶりに触れ、ラーメン業界への参入を決意しました。

山内氏は元々、その店のオーナーに社長に任命され、東京に進出し、横浜にも店舗を出しました。その結果、「せい家」は急速に人気を集め、特に価格の安さと美味しさで多くのファンを獲得しました。最盛期には43店舗を展開したものの、消費税引き上げや景気後退の影響で経営環境は厳しさを増していきました。

山内氏の挑戦と「なんつッ亭」への道



2019年、山内氏は自身のラーメン店を売却することを決意します。若干の期間、飲食業から離れた後、彼は「なんつッ亭」を運営する会社を買収するチャンスを得ることとなります。「なんつッ亭」は、2022年に新たに山内氏が関与することになりました。

このラーメン店は、古谷一郎氏によって1994年に設立され、独自の黒マー油ラーメンで多くのファンを持っています。現在、「なんつッ亭」の店舗は減少傾向にありましたが、本店は依然として高い人気を誇っています。

新たなブランド戦略と展望



山内氏は「せい家」との合併により、新しい「なんつッ亭」を構築することに力を入れています。この新体制では、過去に「せい家」で活躍した精鋭たちが集まり、攻めの姿勢を持って事業を進めことを目指しています。新しい店舗のオープンも計画し、5年後に20店舗展開を目指しています。

今後、山内氏は「なんつッ亭」の伝統を重んじつつ、現代の顧客ニーズに応える新たなブランディングに取り組むことが期待されています。「家系ラーメン」がラーメン文化の中心にいる今、この新たな展開に注目です。

最後に



家系ラーメンは日本の食文化において重要な位置を占めています。「せい家」と「なんつッ亭」の合併により、さらなる進化を見ることができるでしょう。この新章がどのように展開されるか、ラーメンファンや業界全体の注目が集まっています。

会社情報

会社名
株式会社せい家
住所
神奈川県秦野市松原町1-2
電話番号
046-389-0555

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