生物多様性可視化
2025-11-18 12:22:02

NTTテクノクロスが生物多様性見える化システムを全国展開

NTTテクノクロスが生物多様性見える化システムを全国展開



日本の環境保全活動を加速させるべく、NTTテクノクロス株式会社が新たな一歩を踏み出しました。2023年3月に政府が発表した「生物多様性国家戦略2023-2030」に基づき、NTTテクノクロスは、地理空間情報システム(GIS)プラットフォームである「ArcGIS」を活用して、環境省が運営する「生物多様性見える化システム」を設計・開発したのです。この新システムは、2030年までに陸と海の30%以上を保全することを目指す「30by30」目標の実現に向けて、大いに貢献することが期待されています。

生物多様性見える化システムの概要


このシステムは、生物多様性情報を「見える化」するためのWebプラットフォームです。ユーザーは、自然共生サイト内での活動内容の報告や、生物多様性情報の地図表示、さらに日本全国の保護地域のカバー率を閲覧することができます。特に重要なのは、地域ごとや全国の生物多様性情報を一目で把握できることであり、これにより保全活動の効果を計測することが可能になります。

システムは今後、2025年9月30日より本格運用が開始され、多くの関係者にとって貴重な情報源となることでしょう。Webサイトの「生物多様性『見える化』マップ」では、さまざまな生物多様性データが集約され、それらを基にした意思決定や効果的な保全活動が展開されることが期待されています。

生物多様性をめぐる新たな戦略


環境省は「生物多様性の重要性」を強調し、「自然共生サイト」の認定や、OECMとして知られる保護区域以外の保全活動にも重点を置いています。このような活動は、環境省の議題において最優先事項として位置付けられており、今後の取り組みへの期待が高まっています。これらの戦略は、生物多様性の劣化を食い止め、地域の生態系を保護・再生することを目指しています。

NTTテクノクロスの役割と今後の展開


NTTテクノクロスは環境省の「GIS統合基盤システム」の開発・運用を担当しており、豊富なGISデータを統合し、高度な情報処理を実現しています。これにより、効率化や行政サービスの向上に寄与することを目指しています。また、アークGISの専門知識を活かしたサービス提供を行い、行政機関や民間との連携による情報の整備に取り組む予定です。

このように、NTTテクノクロスは持続可能な社会へ向けた重要な役割を担っています。今後も生物多様性や環境保全に関する技術や知見を活かし、さらなるシステムの開発やサービスを展開していくでしょう。これにより、多くの人々が環境保全活動に参加できるようになることを期待します。

おわりに


環境に対する意識が高まる中、NTTテクノクロスが掲げる生物多様性見える化の取り組みは、ますます重要な役割を果たすことになるでしょう。政府・自治体・企業が一体となって、持続可能な未来を築いていくために、私たちもこの動きを注視していきたいものです。


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会社情報

会社名
NTTテクノクロス株式会社
住所
東京都港区芝浦3-4-1グランパークタワー 15階
電話番号

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