すばる望遠鏡の新技術
2025-01-14 11:03:30

すばる望遠鏡の新たな挑戦!超広視野多天体分光器PFSが開幕

すばる望遠鏡の超広視野多天体分光器PFSが新時代を拓く



2025年1月、その革新的なプロジェクトがスタートします。国立天文台や東京大学の研究機関、さらには海外の名門大学と連携して開発された「すばる望遠鏡の超広視野多天体分光器(PFS)」が稼働を開始し、宇宙観測に新たな可能性をもたらします。このプロジェクトは、宇宙の謎を解明するための最先端の計画であり、私たちの視界を広げる重要な装置がどう機能するのかを詳しく見てみましょう。

PFSとは何か?



PFS(Prime Focus Spectrograph)は、ハワイのマウナケア山に位置するすばる望遠鏡に搭載される新しい分光器です。この装置は、最大2400の天体を同時に観測することができるという驚異的な性能を持っています。観測のメカニズムは、主焦点に設置された分光装置を介して行われます。具体的には、約1.3度の広大な視野に2400本の光ファイバーを配置し、それぞれのファイバーが観測対象の天体に向けて設置されています。この配置により、多くの天体から発せられる光が同時に装置へと取り込まれ、詳細なスペクトルデータが取得されるのです。

より広い波長範囲の観測



PFSは、380nmの近紫外光から1260nmの近赤外光までという広範な波長をカバーします。この幅広い波長範囲に対応するため、異なる波長に合わせた3種類の光検出器を用いることが決まっています。当社が特に注目すべきは、波長380nmから650nm、630nmから970nmの光をそれぞれ検出可能な2種類のCCDイメージセンサを提供している点です。このイメージセンサは、非常に高い感度を持ち、観測において極めてクリアなデータを実現します。

研究の重要性



今回のPFSプロジェクトは、宇宙開発だけでなく、天文学の世界にも新たな影響を及ぼすでしょう。我々が過去に知っていた科学の限界を超え、多くの天体についての貴重なデータを得ることができます。従来の観測手法では捉えにくかった微細な現象や、新しい天体の発見への期待が高まる中、当社はこれらの技術力を最大限に活用し、天文分野への貢献を果たしていきます。

お問い合わせ



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〒430-8587 浜松市中央区砂山町325-6 日本生命浜松駅前ビル
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FAX:053-456-7888
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  • - 一般の方: 浜松ホトニクス株式会社 固体事業部固体第4製品設計部 鈴木久則
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TEL: 053-434-3311
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E-mail: [email protected]

今後も、すばる望遠鏡とPFSプロジェクトの進展に注目が集まります。


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会社情報

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浜松ホトニクス株式会社
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静岡県浜松市中央区砂山町325-6
電話番号
053-452-2141

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