入間市消防団が新たな親しみを生む！消防団カードの誕生

入間市消防団が発信する新たな魅力

入間市消防団が、地域の安全を守るための新たな取り組みとして、ユニークな「入間市消防団カード」を製作しました。このプロジェクトは、地域住民に消防団活動を身近に感じてもらい、多くの方々に興味を持っていただくことを目的としています。

カード制作の背景

入間市消防団は定員242名に対して217名の団員が在籍する状況が続いており、25名の欠員が生じています。このような現状は全国の消防団に共通しており、災害出動や警戒活動、さらには学校での避難訓練など、幅広い活動を行っています。しかし中には転勤や退団に直面する団員もおり、参加者を増やすための新たな工夫が求められていました。
この状況から、「もっと消防団を身近に感じてもらえたら」「子どもたちに楽しんでもらえるようにしたい」という思いで、消防団カードの制作が決定されました。

8種類のカードで団員車両を紹介

完成した消防団カードは全8種類。各分団が所管する消防車両の特徴や活躍ぶりがトレーディングカード仕様で記載されています。現場の仲間からの「うちの車両が一番！」といった競争意識がここに集約されており、カードには各車両の”推しポイント”が魅力的に表現されています。
また、裏面には入間市消防団の活動を紹介するQRコードと、新入団員募集のメッセージが印刷されており、カードが団員数の増加につながることを期待しています。

参加型イベントでの配布

消防団カードは、2023年10月25日・26日の入間万燈まつりの消防フェア会場内で無料配布される予定です。特に、消防団体験ブースに参加する方に配布され、ファンや地域住民の関心を喚起する機会となります。次回の配布は2024年1月11日開催の消防出初め式を予定しており、継続的に活動を広める試みです。

消防団の願い

入間市消防団は、このカードを通じて子どもたちの手に渡り、家庭での会話を生むきっかけになればと願っています。将来、自分も地域を守る立場になりたいと考える子どもたちが増えることを目指しています。地元の消防団の存在をより多くの人々に認識してもらい、地域を支えるリーダーとなることを期待しているのです。

入間市の魅力と未来

入間市は、商業的茶産地として知られる狭山茶の故郷であり、豊かな自然と文化を持つ街です。また、「SDGs未来都市」としても選ばれ、健康と幸せを実感できる持続可能なまちづくりに向けた取り組みを推進しています。
この入間市の魅力を生かしながら、防災に対する意識が高まることが期待されており、地域の絆がさらに深まることを目指しています。

詳細については、入間市消防団オフィシャルサイトをご覧ください。